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こちらは「音楽旅館」としてスタート致しました旧館でお出しして参りました料理の記録です。
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音楽の秋 Pt.2−遅れて来た渋谷系?

at 2000 12/24 15:22

(originally uploaded in the middle of October,updated as above)

今日紹介するのは、”Cymbals”です。アルバムは、”Mr.Noone Special”です。

昨年”Fountains of Wayne”を知ったあたりから、シンプルなギター・ポップ・サウンドをメインにした、レトロなのに新鮮な響きのグループに惹かれがちです。フランスの”Tahiti 80”とかドイツの”Miles”とか、主に洋楽なのですが、日本にもこういうのいたんですね。それが冒頭に挙げたシンバルズです。

某CDショップで先行シングルの”Highway Star,Speed Star”を耳にしたのがキッカケでした。1960年代後半から1970年代初頭にかけての、AOR以前のポップなロックをベースにしていて、そこにレゲエやスインギーなジャズのテイストを加えたサウンドは、正に「遅れてやって来た渋谷系」ではないでしょうか?

土岐麻子:Vocal
矢野博康:Drums
沖井礼二:Bass&Guitar(リーダー)
からなるユニットは、ELTやThe Brilliant Greenと同列で見られがちですが、「かわいくっていじわるな感じのバンドをやろう。ただしパンク。」をコンセプトに97年に結成という、ヒネたポップセンスを持っていて、侮れません。

インディーレーベルLD&Kよりミニアルバム2枚をリリース。昨年ビクターよりメジャー・デビューを果たし、今年1月のファースト・アルバムから8ヶ月のインターバルでセカンドをリリース。ライヴもこまめにこなしているようです。今後の活躍が気になる存在です。

買ってから気付いたのですが、初回盤のみ「箱入り、ボーナス・トラック収録」でした。(*^_^*)

*プロフィールは、LD&Kおよびビクター・エンタテインメントのアーティスト情報より転用させて頂きました。

”souvenir” by 竹内まりや

at 2000 12/24 15:54

(originally reported on November 29 revised on the day as above)

化粧箱入りの『おみやげ』、やっと買いました。18年7ヶ月振りのステージだそうです。
オープニングの「アンフィシアターの夜」では、緊張していたのか、全体に低めのキーのせいか、EPOが歌っているような錯覚を起こしてしまいましたが、2曲め以降は本来の歌声になって安心しました。山下達郎のツアー・メンバーのフル・サポートを得て伸びやかに歌っているのが、音だけでも十分に伝わってきます。
ライヴならではの残響(臨場感)がなかったら、スタジオ録音と勘違いしそうなくらい演奏も録音も編集も見事です。おかげで最小限度のMCしか収録されていませんが、20年近いブランクを経てステージに立てた喜びと感謝の気持ちが十分すぎるくらいに伝わってきます。こんなに良く出来たライヴ盤は、随分久しぶりのような気がします。というよりは、単にライヴCDよりDVDを買うことが多くなっただけでした。
選曲に関しては欲を言えばキリがありませんが、冒頭の数曲は18年振りという状況を踏まえたニクイ選曲です。中盤から後半にかけては、次々に代表曲が出てきて、観客へのサービス精神に溢れています。当日会場にいた超ラッキーな観客は、曲ごとに当時の自身の思い出が色々と浮かんできて、感慨もヒトシオだったのではないでしょうか?
圧巻は、アンコール・ラストで披露したご主人の山下達郎とのデュエットでしょう。その前振りで奥様からの謝意のこもった紹介に照れて、「プロデューサー」として観客へ挨拶している山下達郎の姿が目に浮かぶようです。おしどり夫婦のデュエットということでカーリー・サイモンとジェームス・テイラーを思い浮かべるのは、どちらのデュエットもエヴァリー・ブラザースの曲だからでしょうか。
ところで、アカペラの「リンダ」でベース・ラインを歌っていたのは、誰だったのでしょうか?山下達郎ですか?現場に居合わせた方、教えて下さい。

補足:
PinkDogさんのおかげで、この疑問は見事解決しました。やはり、山下達郎でした。当日の模様は、PinkDogさんのHP(http://eclat.gaiax.com/home/pinkdog/)の『ライブレポート』で。

UTOPIA: A Retrospective 1977-1984 (輸入DVD)

at 2000 12/04 18:32

1977年のアルバム”RA”(日本では来日記念盤として前年に先行リリース)から、1984年のアルバム”Oblivion”までのビデオ・クリップやライヴ映像からなる作品です。私は、彼等の(現在もなお)日本未発売のアルバムを輸入盤で買った際、同封リーフレットの広告でビデオの存在を知り、個人輸入で入手しました。1992年のユートピアとしての一時的再結成&来日公演に合せて国内版も発売されましたが、まさかアメリカでDVD化されていたとはオドロキです。

DVDはアルバム”RA”のオープニング曲のライヴ映像で始まります。1976年の来日時にはまだ無かったスフィンクスとピラミッドを模した四角すいの金属フレームというセットで、ピラミッドの頂上でギターを弾くトッドの雄姿が見れます。

続いて同アルバム収録の”Magic Dragon Theater”のプロモーション・フィルムになります。寂れた見世物小屋で繰り広げられる陳腐な芝居と仮装行列という歌の内容が、忠実に映像化されています。メンバー全員が滑稽な格好をして其処彼処に登場しますが、やはりトッドが一番アブノーマルな役を怪演しています。

1980年代にMTVの登場でポピュラー音楽全般に広まったビデオ・クリップを、既にその数年前ら意識していたかのような作品が続きます。コンピューターによるグラフィック処理も未発達だったため、手作り感覚の演出・編集が時代を感じさせます。

このDVDには、MIDI登場前夜の時期にRoger Powellが開発した”PROBE”という複数のシンセを遠隔操作できるキーボードや、バイク好きのJohn ”Willie” Wilcoxの特注バイク型ドラム・セットなど、貴重(?)な映像も収録されています。これらの楽器は時代に押し流されて、どこかへ行ってしまいました。

終盤になると、MTV時代に突入して、作品全体のクォリティもかなり上がってきます。いち早くコンピューターによるグラフィック処理を取り入れていて、ビデオ作品のパイオニアでもあるトッドの面目躍如といったところでしょうか?

DVD化されるということは、オープニング映像やメニュー画面が新たに追加されるという訳で、この部分にもトッドが関わっているのか、とても興味があります。

U2=All That You Can't Leave Behind

at 2000 12/12 21:28

アメリカでは発売時機を見誤って、Billboard誌のアルバム・チャートでNo.1を逃してしまったU2。原点回帰的な今作は、モノクロのジャケットの影響もあってか、一般的な音楽ファンには地味な印象を持たれてしまったのではないでしょうか?私は、シンプルでヒューマンなバンド・サウンドに、控えめにテクノをまぶした感じが、堪らなく好きです。

90年代に入ってからのU2は、音的には『テクノ』、視覚的には『虚構』をキーワードに、アルバム「ヨシュア・トゥリー」で世界規模の成功を収めてしまった自らを皮肉たっぷりに演じることで、成功の重圧から実生活の自分達を守ってきたように思います。それが、世紀末も押し詰まったこの時期に、思い切り良く「ヨシュア・トゥリー」の頃に戻ってしまいました。
前作「POP」でも後半にその布石と取れるサウンドが聞かれましたが、この時期にここまで見事に原点回帰的な転換を見せてくれるとは思いもよりませんでした。自分達がライヴで展開してきた「虚構の世界」がさらに肥大化して、ついに新世紀を迎える前に破裂して収縮してしまったようにも考えられます。
それを端的に象徴しているのが、ジャケット写真なのではないでしょうか?CDサイズでは遠目にはメンバーが認識し辛いくらい小さくなってしまう不釣合いな構図には、そういう意図があるのだと思わずにいられません。そして、それこそが「地味な印象」の要因になっているのだと思います。試しに、”BOY”や”October”といった初期のアルバムのジャケットと比べてみて下さい。

日本では”Beautiful Day”がこの秋の主要なマラソンや駅伝のテーマに使われて、私などはすっかり「秋晴れの下、風に吹かれて快走する」というイメージが植え付けられてしまいました。しかし、アルバム・タイトルが織り込まれている曲のタイトルは”Walk On”。今世紀に置き去りに出来ない唯一のものを持って、U2は21世紀も歩き続けて行くのでしょう。
国内盤には、「ミリオンダラー・ホテル」のサントラに提供した”The Ground Beneath Her Feet”が、ボーナス・トラックとして収録されています。アルバムの本編と同じ製作陣のせいか、この曲でアルバムを締め括る方が、収まりがイイように感じました。

クリスマSUL

at 2000 12/19 01:56

16日から17日にかけて、今世紀最後の洋楽Stay Up Lateに参加しました。今回は通算16回目にして、初会合以来の参加人数ということで、大盛況でした。しかし、今回は1枚もCDをGetできませんでした。

しかし、今回はリーダー奥村氏が早朝に就寝後、はじめてDJをやらせてもらいました。というか、持参したCDをかけてほしいと申し出たところ、自分でやることになり、そのままリクエストに応じて、CDをかけることになったのでした。

今回の収穫は、なんと言ってもSTYXとREO Speedwagonのジョイント・ライヴを聞けたことでしょう。CD全部を聞いたわけではありません。両バンドが一緒に演奏した2曲を聞いただけですが、やはり音だけでは物足りません。VHS・DVDでも発売されているので、買うならその方がいいかなと思いました。

ちなみに、リーダーとアシスタントの塩見さんは来年ゴールインされるようです。オメデトウ!ヒュ〜ヒューッ!

”Live In Japan” by Steve Hackett & Friends

at 2000 12/20 20:22

1996年12月17日の東京厚生年金会館(DVDの帯にある「新宿〜会館」というのは通称)で行われたライブのビデオ(VHS&DVD)です。CDとVHSはその翌年にリリースされましたが、DVD化されたのは1999年になってからです。添付の解説によれば、WOWOWで放送されたものより、さらに25分長い完全版だそうです。
  ♪Steve Hackett (Genesis、GTR): Guitar、Harmonica、Vocals
  ♪Ian McDonald (King Crimson、UK、Foreigner):
    Flute、Sax、Guitar、Keyboards、Vocals
  ♪John Wetton (King Crimson、UK、Asia): Vocals、Bass、Guitar
  ♪Chester Thompson (Frank Zappa & the Mother of Inventions、
    Weather Report): Drums
  ♪Julian Colbeck : Keyboards、Vocals
という布陣で行われたコンサートでは、ジェネシス・ナンバーはもちろん、キング・クリムゾンやエイジアといったハケット氏が直接は関わっていないグループのナンバーまでも演奏されています。このラインナップなら当然の配慮でしょうし、観客のほぼ全員が期待していたことでもあるはずです。
「3人になったジェネシス」のコンサートにも行ったことがあるので、特に”Los Endos”は面白かったです。どちらにもChester Thompsonが参加していたということもありますが、ジェネシス版では彼とPhil Collinsのドラム・バトルがハイライトでしたが、こちらで一番スポットライトを浴びたのはIan McDonaldでした。
メインのハケット氏には申し訳ありませんが、このDVDを買うのに際し一番興味があったのはIan McDonaldでした。フォリナーの初来日公演で一度ナマで見ていますが、バンドの一員に徹していて、期待が大きすぎた分ガッカリした思い出がありました。ところが、このライヴではフルートもサックスも聞かせどころ満載で、こんなことなら行っておくべきだったと、今更ながら後悔しています。

EAGLES: Selected Works 1972-1999
Disc4=The Millennium Concert

at 2000 12/21 01:24

友人のK.T.のために代理購入したイーグルスの4枚組みBox Set。私はDisc4以外には興味が無かったので、自分の分は買わなかった。そうしたら、お礼にDisc4をダビングしてくれた。どうもありがとう!(これ読んでくれてるかな?)

オープニングは5年前の来日公演と同じ”Hotel California”。しかも、アコースティック・ヴァージョンじゃない!(^e^) つづいて同じアルバムから、シングル・カットこそされなかったが、K.T.も私もお気に入りの”Victim Of Love”。頭の中は、5年前のあの感動の嵐が蘇りそうな気配になってきた。
でも、やっぱ違う。年越しライヴだから当たり前の”Funky New Year”や、その前振りのようにシングルのA面だった”Please Come Home For Christmas”までやっている。ニュー・イヤー・カウントダウンでは、お決まりの『蛍の光』をチョロっと弾いたりしている。Grenn Freyがヴォーカルを取る”Take It To The Limit”も悪くない。ソロで来日した時の”Desperado”を思い出した。
しかし、どうも選曲が(悪くはないが)地味だ。ヤマ場で演奏した曲は、Don HenleyとJoe Walshのナンバーだけなのか?実際にはどうだったんだろう?全貌が知りたい。所詮はボックス・セットのお・ま・けということか。つまり、意図的にヒット曲をはずしたような印象を受けたのだ。
ラストの”Best Of My Love”は、イントロで拍子抜けしてしまった。去っていった恋人が忘れられない男の心情が歌われた傑作だが、サックスが被さってくるとウェット感が増して、女々しくて非常に情けない男に成り下がってしまうじゃないか。
ところで、サックス・プレーヤーがいたということは、Grennのサントラ・ヒットもきっとやったに違いない。なんだか聞いているうちに腹が立ってきたゾ。(笑)

口直し・・・・
もしまた来日してくれるなら、今度はRandy Meisnerも連れてきてほしいナ。そして、Randyのヴォーカルでヤッパやってほしいナ。もちろん、曲は”Take It To The Limit”と、・・・・『もう1曲』ですよ。r(^m^)

i 2000

at 2000 12/28 00:00

久々のJ−POP作品のレビューは、hitomiの最新オリジナル・アルバム”LOVE LIFE” です。

オリンピック効果というか、Qちゃんの金メダル効果で俄然注目を集めたヒット曲”LOVE 2000”から、『ストレートニュース』のおかげでウチの母まで知ってる最新ヒット曲”キミにKISS”まで収録された待望(?)の新譜です。実はあまり期待していなかったので、購入を1日躊躇したら、例のポスター・カレンダーをもらい損ねてしまいました。(^^ゞ
まあ、年末商戦を勝ち抜くためとは言え、広告やジャケ写、果てはCDの盤面にまでキワドイ露出をして、ダメ押しの攻勢をかけていましたネ。でも、それだけで終わっていませんでしたよ。音楽的にも快心の出来です。

初期作品のプロデューサーだった小室哲哉のアドバイスで、デビュー当時から作詞を手掛けていたhitomiには、同世代の女の子の共感を呼ぶメッセージとモデル出身のキュートなルックスが備わっていました。だから、いち早く同世代の両性のファンを獲得していましたが、心に思い描いた構想を具現化するスキルが未熟だったせいで、歌詞ばかりが目立つアンバランスな作品が多かったように思います。
しかし、今作はアレンジ・構成共に良く練られていて、トータル・アルバムとしての完成度は、過去のどのアルバムよりも高いのではないでしょうか?実は、2枚ほど聞いていないアルバムがあるので、断言できないのです。

個人的な死活問題を抱えていた時にタイミング良くリリースされた”LOVE 2000”には、随分と励まされました。小娘のポップ・ソングに2度目の成人式が近いオッサンが励まされていたという構図には、はじめのうちは気恥ずかしい思いがありました。でも、実は有名スポーツ選手をはじめ、いろいろな人たちが、この曲を自分の心の応援歌にしていたのを知って、この曲のユニバーサルな魅力を確信しました。そして、これがアルバムになると、さらに増幅されて心に響いて来ます。
このアルバムをもって、hitomiはを卒業かもしれません。あるいは、・・・・・・・・・・?

見ちゃった!

at 2000 12/27 18:04

もちろん、劇場映画版チャーリーズ・エンジェルのことです。奇想天外すぎるアクション・シーンと美女3人の三者三様のお色気で、「これでもかァ〜!」というくらい楽しませてくれる娯楽作品でした。
テレビ・シリーズを放映開始早々からシェリル・ラッドが降板する頃まで見ていたリアルタイマ−としては、やはり見ないわけには行きませんでした。特撮は「マトリックス」以降の定番手法をウンザリするくらい見せてくれるので、馴れっコになってしまっている人にはお勧めできません。でも、テレビ・シリーズに馴れっコになってしまっている人には、あの一捻りしたストーリーは新鮮かもしれません。
こういう典型的なアメリカン・コメディで今世紀の映画も見納めにすればよかったのでしょうが、同じ日に実はもう1本見てしまいました。しかも、全くタイプの違うヤツを。

Dancer In The Dark (映画)

at 2000 12/28 12:08

今世紀最後に見た映画がコレです。平日の真昼間から立ち見が出る盛況振りでした。まだ封切られたばかりなので、ストーリーには触れませんが、どこまでも救いようのない薄幸の女性”セルマ”を、ビョークが見事に演じ切っています。確かに感動作品ではありますが、後味の苦い作品でした。

カトリーヌ・ドヌーブが共演しているせいでしょうか、セルマが現実の重圧に耐えられなくなると入り込む空想のシーンではミュージカルが繰り広げられ、思わず「シェルブールの雨傘」を連想してしまいました。また、辛い事があると、強がって笑みを浮かべて見せても、振り返った後姿に言い知れぬ悲しみを滲ませる演技には、変な喩えかもしれませんが、市原悦子を思い浮かべてしまいました。

それにしても、セルマという女性は、どうして不幸の深みに向かって進んでいってしまうのでしょうか?彼女に好意的な人たちの差し伸べる救いの手すら、しばしば払い除けてしまうのです。
自分と同じ遺伝性の目の病に冒された息子の将来を心配し、日々の生活は極力切り詰め、ひたすら働いて手術代を稼ぎ、殺人罪に問われても決して肝心なことは喋らない。遺伝するとわかっていたのに産んでしまったという、息子への懺悔の気持ちからだったのでしょうか?

途中から隣の席の女性が鼻をすすりはじめたので、風邪でもひいているのかなと思ったら、実はあまりに哀しいストーリーに声を押し殺して涙していたのでした。終演後明るくなった場内には、片手にハンカチなどを持って、目を潤ませている女性がたくさんいました。