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こちらは「音楽旅館」としてスタート致しました旧館でお出しして参りました料理の記録です。
ご意見・ご感想・ご指導等を、どうぞお気軽に新館のGuest Roomsへお寄せ下さい。

なお、本文中に埋め込んである他サイトへのリンクの中には、リンク先サイトが
既に存在しない場合もあります。予めご承知おき下さい。

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My Best Music in 2001 − Preface(序文)

at 2002 01/01 01:32

【宿主挨拶】
昨年も多数の皆様のご来館を賜り、誠にありがとうございました。
本年も倍旧のお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
またもや越年してしまいましたので、改めて最初から再掲載いたします。

【概略説明】
一昨年同様、昨年一年間に見聞きした音楽を、私個人の主観1000%で総括することにしました。こういう音楽の聞き方をするヤツもいるのかといった程度でも、興味を持って頂けたら、嬉しい限りです。

例年同じ基準でやっているつもりですが、その指針は以下の通りです。
1)対象期間=2001年1月1日〜12月31日(注1)
2)対象作品=実際に購入したCD・DVD等のソフト、実際に足を運んだイベント
3)カテゴリー=ALBUM、SONG
(注2)、VIDEO、CONCERT
4)チャート=上記カテゴリーごとに、購入動向を分析し、顕著な傾向に応じて、分類・ランク付けをします。従って、結果としてできるチャートの数や上位何位までを掲載するかは、毎年変動します。

とは言っても、ランク付け自体に大した意味はございません。詳細は各ランキングの項をご参照下さい。以上の点をご承知おき頂いた上で、ぜひご覧下さい。

なお、ランキングをご覧になってのご意見(異論・反論も歓迎!)・ご感想・ご質問はもとより、皆様にとっての私的年間チャート(音楽に限るつもりはありませんので、ご興味のある分野に付いて)なども、お寄せ頂けますと、誠に有難く存じます。ぜひ「宿帳」へお願いします。

【注釈説明】
注1:発売日ではなく、購入日・開催日を基準にしています。(念のため)
注2:ビルボードのHOT 100が純粋なシングル・チャートではなくなってしまったように、シングルを購入していなくとも、アルバムや(稀に)ビデオに収録された曲であれば、ランキングの対象とします。その場合、原則として該当するアルバム・ビデオ類は、当該カテゴリーの対象から除外します。

My Best Music In 2001 − pt.1

at 2002 01/01 01:34

≪ Top 10 CONCERTs ≫
  1. Elton John & His Band ― 日本武道館,11/13 & 15
  2. Eric Clapton ― 横浜アリーナ,12/14
  3. 谷村有美 ― ZEPP TOKYO,7/14; 赤坂BLITZ,12/16; 渋谷公会堂,12/24
  4. Abbey Road〜Beatles Tribute Concert ― 東京厚生年金会館,11/10
  5. スガシカオ ― 横浜アリーナ,2/18
  6. The d.e.p. ― CLUB QUATTRO,8/19
  7. Roxy Music ― 東京国際フォーラム ホールA,9/8
  8. 王菲 (Faye Wong) ― 日本武道館,11/2
  9. スターダスト・レビュー ― ZEPP TOKYO,10/28
  10. J−Wave Live 2000+1 ― 国立代々木競技場第一体育館,8/12
次点 Christina Aguilera ― 渋谷公会堂,2/1


11アーティスト、14公演・・・・以上が昨年見に行ったコンサートのすべてです。

実生活は悲惨でしたが、コンサートに関しては非常に充実したラインアップになりました。それぞれにアーティストの持ち味が十二分に発揮されていたため、こうして順位を付けるのは、本当は全く無意味なことだと思います。強いてランキングを考えてみたら、以上のようになりました。「営業日誌」で絶賛していたものでも、ランキングが低くなってしまったのは、それだけ全体のレベルが高かったとご理解下さい。

例えば、トップ10からこぼれてしまったChristina Aguileraにしても、衣装トラブルにもめげずステージを全うした根性には、エンターテイナーとしてのプロ意識がヒシヒシと感じられました。彼女だけここに掲載しないのは非常に忍びないので、「次点」として追加しました。

また、5位と6位の差は、「夜空ノムコウ」 VS 「すみれ September Love」が勝敗を分けたといった感じでしょうか。後者が嫌いだというわけでは、決してありません。超豪華なメンツによる「本生すみれ」(笑)が酷かったわけないじゃないですか。つまりは単純に前者の方が、(ちょっぴりだけ余計に)好きなのさぁ〜ということです(笑)。

さて、2年間の休業を挟んで3年余振りとなった谷村有美は、3回分のライブで1位にしようかと悩みましたが、やはり3回分だから3位というギャグ的決着をみることになりました(笑)。というか、1位・2位はそれほど素晴らしかったという事です。まあ、谷村はこの二人に比べればずっと若いので、その分まだまだ期待できますからね。

唯一ライブ・レポートをアップしなかった「スタ☆レビ」は、ツアーの主旨が“No Ballads”ということで、私にとって馴染みのあるバラードが一曲もありませんでした。「だったら行くなよ」という声が聞こえてきそうですが、それでもBig Horns Beeを従えての熱演は、デビューから20年以上のキャリアに裏打ちされた素晴らしいものでした。今回は他が凄すぎたということで、ご容赦下さい。

それにしても、外タレで8〜9,000円、国内アーティストでも5,000円を切らなくなったチケット代には、ホント参りました。しかも、各種先行予約は、チケットが取れる確率が高いというだけで、そういうものに僅かでも期待して申し込む熱烈なファンをバカにしているとしか思えません。ポピュラー系も演劇やクラシックのように、もっと席種を細かく分けて、相応の料金設定にしてもらいたいものです。

My Best Music in 2001 − pt.2

at 2002 01/01 01:36

≪ Top 5 “Music” FILMs ≫
  1. Stop Making Sense ― Talking Heads
  2. The Song Remains The Same ― Led Zeppelin
  3. Virgin Suicides ― (fiction)
  4. Fantasia ― (animation)
  5. Woodstock (1969) ― (documentary)

昨年は、一昨年の予想通り(笑)、DVDの購入が飛躍的に多くなりました。それに伴い、映画作品も多くなりました。その中から独断で、特に音楽が重要な役割を担っていると思ったものをリストアップしました。そういうわけで、一番新しい作品でも2000年公開(DVDの発売は今年です)、一番古いものはナント1940年(DVDは60周年記念で昨年発売されたデジタル・リプリントです)というメチャクチャな結果になりました(笑)。
メジャーな作品ばかりになってしまったので、個々の紹介は省略します。但し、この中では一番マイナーな3位に関しては、かなりお粗末なレビューですが、営業日誌2000年7月の『Strange Magic (by ELO)』をご参照下さい。

ところで、ELPの「展覧会の絵」とジョニ・ミッチェルの「シャドウズ・アンド・ライト」は、劇場公開作品だったかどうか、ご存知の方はいらっしゃらないでしょうか?もしそうなら、このチャートを作り直さなければなりません。ご協力、よろしくお願いします。

My Best Music in 2001 − pt.3

at 2002 01/22 01:40

≪ Top 20 “Music” VIDEOs ≫

  1. The Complete Video Anthology/1978-2000  ― Bruce Springsteen
  2. Contrastes ― 村治佳織
  3. Volumen+2(日本版) ― Bjork
  4. HIStory On Film Volume U ― Michael Jackson
  5. Live In Barcelona ― Elton John
  6. Live − Inside Job ― Don Henley
  7. UNPLUGGED ― 宇多田ヒカル
  8. ETERNAL MOMENT ― 倉木麻衣
  9. Blue Orange Tour ― 原田知世
  10. ONE NIGHT STANDS on films ― 山崎まさよし
  11. Hall Of Fame − Live from the Royal Albert Hall ― Moody Blues
  12. Pictures At An Exhibition ― Emerson,Lake & Palmer
  13. Shadows And Light ― Joni Mitchell
  14. Outside From The Redwoods ― Kenny Loggins
  15. Live − Greetings From The West ― Dan Fogelberg
  16. SPEED SPIRITS COMPLETE ― SPEED
  17. Live And More ― Britney Spears
  18. The Ever Popular Turtured Artist Effect ― Todd Rundgren
  19. Live At The Royal Oak ― Utopia
  20. 花花宇宙演唱會 ― 陳慧琳 (Kelly Chen)

従来からのビデオ・チャートがこちらです。つまり、ライブ映像やビデオ・クリップ集などがメインのチャートです。
18・19位は、実はVHS版からの買い替えですが、個人輸入で買った頃の年間チャートが残っていないので、わざと低位でのランクインとしました。また、2位は先日「営業日誌」にアップした通り、DVDとVHSの両方とも買いました。初回特典の映像が異なるので、両方でワン・セットの対象としました。同様のケースとしては、17位がVHSとDVDの両方を買う羽目になった作品です。(# VHSの方は大キリ番ヒットの記念品にしよう〜っと)
こうして改めて見ると、「営業日誌」で取り上げていないものばかりですね。PCで何度も聞きながら感想が書けるCDと違って、映像作品は見終わってから書き始めることになるので、映画並みに感動しないと書き辛いです。あるいは、3位のようにイチイチ凄すぎて、どう書いたらいいのか、収拾がつかないという場合もあります。特にオマケの2曲は出色の出来でした。この2曲のためにわざわざ国内盤を買ったほどです。

それでは、若干ランキングの説明をしておきます。
1位は、23年に渡るスパンから「アンソロジー」というタイトルに恥じない圧倒的な量(何しろ2枚組!)のクリップやコンサート映像等を収録しています。4位は、先に発売されたのが“VolumeU”という変なリリース順になっていましたが、最近ようやく“VolumeT”に相当する作品集も出ました。別々にリリースされた分、「ボス」の2枚組ほどのインパクトはありません。それでも、流石にミュージック・ビデオのパイオニアだけあって、曲の好き嫌いは別にして、映像の素晴らしさにはホレボレします。5位は、当初4,700円で発売されたものですが、メーカーのキャンペーンのおかげで安く買うことが出来ました。しかし、先日の来日コンサートの後だと、やや見劣りがする気がします。
7位〜9位は、実質的には同順位のようなものです。この順位になった決め手は、宇多田のU2のカバーが予想外に良かったこと、倉木のツアー・ドキュメンタリーが充実していること・・・・それだけの差です。でも、本編がヒト工夫(こういう編集が好きか嫌いかで、賛否が分かれてしまいそうですが)されていて、映像的に飽きさせないのは原田知世です。この他に同順位同然なのものには、12位と13位、14位と15位、18位と19位があります。12位と13位の差は、(海外のカタログで)映像商品の存在を知ってからの年月(前者が15年、後者が13年)の差だけです。14位と15位の差も、単純にゲスト・アーティスト(前者がMichael McDonald、後者がTim Weisberg)が決め手になりました。
18位と19位に関しては、購入した年のチャートが分からなくなってしまい、過去にランクインしている可能性が高いため、わざと低いランキングにしました。実はもう一本“Utopia Redux ’92 〜 Live In Japan”という作品があるのですが、これはVHSで購入した年にランクインしているため対象外にしました。
なお、20位だけはVCDです。一応コンサート・ビデオなのですが、香港ではこういうものを使ってカラオケ・ソフトを作ることがよくあるそうです。歌詞の字幕スーパーがデカ過ぎて目障りな上、字幕表示のON/OFFが切り替えられないので、こういうランクにしました。丁度「冷静と情熱の間に」が公開中ですね。日本では女優としてしか有名でないのが不満です。

過去にはビデオ・チャートがなかった年もあります。それが一昨年と比べても、チャートが2つに増えた上、ランクインしたアイテム数は2.5倍になりました。私のDVDへの傾倒振りが、お察し頂けることと思います。(^^ゞ

My Best Music in 2001 − pt.4

at 2002 01/01 01:40

昨年はいわゆるベスト盤と呼ばれるモノの購入が激減しました。これと反比例するかのように、再発モノの購入が増えました。今まで再発モノに関しては、『LPからの買い替え』が中心だったため、チャート作成段階では全く考慮していませんでした。しかし、ここ2-3年は、@再発を機に買ってみたというものが少なからずあること、Aオリジナル・ジャケットの復刻や追加収録曲などの付加価値が付くようになったことにより、質的にも量的にも無視できなくなりました。そこで、「ベスト盤」チャートを縮小して、「再発盤」チャートを新設することにしました。まずは「ベスト盤」チャートです。


≪ Top 5 “Compilation” ALBUMs ≫
  1. Sugarless ― スガシカオ
  2. Reconstracted ― Todd Rundgren
  3. Strictly Commercial 〜 The Best Of Frank Zappa  ― Frank Zappa
  4. Rock & Roll Hoochie Koo : The Best Of Rick Derringer ― Rick Derringer
  5. Wild Fire (1972−1984) ― Michael Martin Murphey

厳密には1位・2位のようにベスト盤ではないモノも含みますので、そういう企画モノも含むという意味で“Compilation”と銘打っています。そもそも“Compilation”というと、いわゆる「コンピ」と呼ばれる複数アーティストの楽曲の寄せ集めも含めるべきなのかもしれませんが、そういう類は本来“Omnibus”と見なすべきと考え、対象外としました。
そもそも、オムニバスに収録されているお気に入り曲は、大抵オリジナル・アルバムやそのアーティストのベスト盤(稀にシングル)で持っていることが多く、よほど魅力的な企画でないと買いません。その代わり、一度企画にハマってしまうと、そのシリーズを買い漁ることもあります。(笑)

余談ですが、過去にハマったシリーズには、「ザ・グレート・ビルボード 500×No.1」“Have A Nice Day - Super Hits Of The 70’s”があります。前者は、60〜70年代にBillboard Hot 100 Singlesチャートで1位になった500曲を、1位になった順に収録したCD30巻に及ぶシリーズです。当時の著作権法の盲点を突いたキワドイ代物でしたが、正規のCD店で堂々と販売されていましたし、そもそも誘惑には勝てませんでした。後者は、米ライノの人気シリーズで、一発屋ヒットのようにベスト盤が発売されていないようなアーティストの忘れがたき名曲を集めたものでした。

それにしても、最近はどこまでがベスト盤なのか、基準が曖昧になってきました。というのも、今が旬というアーティストほど、純粋にヒット曲をメインにした過去曲集ではなくなってしまったからです。おかげで、後述の“Original”ALBUMs チャートとの線引きが難しくなりました。
既発表曲の新録や未発表曲を収録して付加価値を高めているものは、基本的には「ベスト盤」と見なしています。これもやり過ぎると“Rarities”になってしまいますが、アルバム未収録シングル曲数曲の新曲で『新譜』などという場合は、実質的には「ベスト盤」と大差ないと思うからです。
今回は作り手(あるいは売る側)の意思を尊重したつもりです。この一文の意味するところは、“Original”ALBUMs チャートと見比べて頂ければ、理解して頂けるものと考えます。

My Best Music in 2001 − pt.5

at 2002 01/1 20:32

≪ Top 5 “Re‐Issued” ALBUMs ≫
  1. All Things Must Pass ― George Harrison
  2. Skylarking ― XTC
  3. Captain Fantastic & The Brown Dirt Cowboy ― Elton John
  4. Novella ― Renaissance
  5. Frampton Comes Alive ― Peter Frampton

それでは、新設チャートについて、親切な(つもりの)解説をします(笑)。新設に至った経緯については、pt.4を参照して下さい。
1位については、買った時には年内に悲しい結末が待っているとは思ってもみませんでしたが、とにかく発表から30年経ってようやく「確かに傑作だ」と認識できるようになりました。3枚組のLPで聞いた頃は、こんなユルユルでマッタリとしたサウンドの何処が素晴らしいのか、全く分かりませんでした。(^^ゞ
2位以下も、単純な再発モノではないものばかりが並びました。やはり、何かしら付加価値がないと買わないということです。何しろ、3位以外はこれが2度目(あるいはそれ以上?)の買い直しです。つまり、過去にLPからCDへの買い替えは済んでいるのです。@特製パッケージ、Aリマスター、Bボーナス・トラックの三条件がすべて揃っているものが2・3・5位、二条件を満たしたものが4位です。


☆ オマケ ☆
そもそも、「再発盤」チャートの発端は、昨年の“Original”ALBUMs チャートに、30年以上も前に発売され、再発からも数年が経っていた「ミレニウム」を入れるかどうか迷ったことに起因します。そこで、試しに2000年度で同様のチャートを作ってみました。

< Top 5 “Re‐Issued” ALBUMs in 2000 (参考資料)
  1. ビギン ― ミレニウム
  2. The Basement Tapes ― Kasim Sulton
  3. テラピン・ステイション ― グレイトフル・デッド
  4. ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ+1 ― ファンカデリック
  5. ツァラトゥストラはかく語りき ― デオダート

当然1位は「ミレニウム」ですが、これだけは前述の三条件をひとつも満たしていません。2位は、収録曲が増えただけでなく、サイン入りです(爆)。3位は紙ジャケ仕様、4位は三条件をすべて満たしていて、5位はリマスター盤に表題曲のシングル・バージョンを追加した再々・・・・発売です。
『本当に音楽的に感銘を受けたのは1位だけじゃないの?』と受け取られる恐れがありますが、それは1位だけは長年存在すら知らなかったからに他なりません。2位以下では、4位以外は買い替えです。4位に関しても、表題曲は時間の経過とともにドンドン好きになっていった曲です。つまり、今回の購入以前から親しんでいたので、音楽面は敢えて考慮しなかったのです。
ミレニウムに関しては、今年になってその前進バンド等の貴重な音源を多数含む3枚組CDが出てしまい、「シマッタ!ハヤマッタ!」と一瞬後悔しました。でも、買って聞いてみたら、コアなファンではない私には、上記のアルバムで十分満足だと分かりました。彼等を昔から知っている方々に叱られてしまいそうです。(^^ゞ

My Best Music in 2001 − pt.6

at 2002 01/01 19:08

例年チャートの発表は、ConcertVideoSongAlbumというカテゴリーの順に行っていました。ところが、昨年は暮れになって非常に感動的な作品に出会ってしまったために さらにそのことをきちんとまとめるのに時間がかかりそうだと容易に予想できたために、Albumのカテゴリーから2つのチャートを先に発表しました。そして、ようやくSongチャートの発表にこぎつけました。前年以上に充実した結果になったと、個人的には満足しております。


≪ Top 10 SONGs ≫
  1. 名前のないうた (c/w entrance) ― 谷村有美 *
  2. Rainbow Connection ― Carpenters *
  3. Everything ― MISIA
  4. One Minute Man ― Missy “Misdemeanor” Elliott
  5. One More Time ― Daft Punk
  6. Time To Go ― Full Moon (japan) *
  7. レイナ ― -nook-
  8. Higher Than The Sun ― Cymbals *
  9. 永遠に ― ゴスペラーズ
  10. Next Step (c/w 気持ちはつたわる) ― BoA *

実際にシングルを購入した曲には、“*”を付けました。アルバム指向の強い私にしては、結構買った方だと思います。ただし、1位・10位は( )内がメインの曲です。また、8位は意図的に“ep”というアナログ時代の呼び方を使っていますが、現状では「マキシ・シングル」と見なすのが妥当と判断しました。ついでに、6位は(japan)と付記したように、70年代前半にアルバム1枚で解散したフュージョンの先駆的バンドとは別物です。昨年末から今年の初めにかけて、頻繁に耳にされたと思うCMソングです。3位はようやくアルバムを買ったので、遅れ馳せながらのランクインです。(^^ゞ

昨夏にカーペンターズの未発表曲がリリースされて、これで年間チャートの1位は決まりだと思っていたのですが、12月になって大波乱が起こりました。「ひょっとしたら谷村有美って凄いソングライターなんじゃない?」と思わせる曲が、シングルのカプリング曲扱いでひっそりと登場したのです。この曲をランクインさせるため、アルバム・チャートにもランクされているJanet Jacksonを外しました。
とはいえ、リリース当初は3位くらいのつもりでした。一気に1位になったのは、12月16日のライブでこの曲が出来た経緯を知り、この曲に込められた谷村の並々ならぬ思いを感じ取ったからです。24日に再びライブで聞いたときには、「今年は2位以下は該当無しにしよう!」・・・かと思ったほど心に響いてきました。
この歌の誕生日は昨年の8月24日。大阪府池田市で恒例となっている『池田市カーニバル』に出演するための移動中に書いたそうです。池田市とは、先月公判が開始されたばかりですが、昨年の6月8日に大阪教育大学教育学部附属池田小学校で凄惨な事件が起きた、あの池田市です。児童、教師、父兄などの学校関係者だけでなく、街全体が暗く沈んでしまったために、中止という意見が多い中で敢えて決行されたイベントでした。
このまま悲しみに沈んでいてはいけないと奮起した人達に共感した谷村は、イベントの当日になってその気持ちに応えるには既存のレパートリーでは不十分だと感じて、急遽この歌を書いたそうです。「天使たちへのレクイエム」という副題は、発売がクリスマス・シーズンだから付けたわけではなかったのです。(天使の意味が分からない方は、ココをクリックして下さい。)
出来立てのホヤホヤだったため、歌詞と旋律しかない、『タイトル(名前)』すら付いていなかった『うた』を、One Voice(伴奏なしの谷村の声だけ)で披露したそうです。それが良かったのか、谷村の思いは居合わせた聴衆の心にきちんと届いたそうです。そして、必ずレコーディングして発表すると約束したそうです。その後アメリカ同時多発テロが起きて、その煽りでハワイに3日余計に滞在を余儀なくされ、ますますこの歌を歌うことに自発的な使命感を感じるようになったようです。
確かに21世紀最初の年は波乱だらけの一年でした。政治・経済の情勢は悪くなっていくばかりでしたし、従来の常識では予想だにしなかった事件が頻発し、犠牲者の遺族・関係者だけでなく、多くの人々が嘆き悲しんだと思います。そんな折だからこそ、谷村はこの歌で私達に『嘆いたり憂いたりしてるばかりじゃダメなんだ!犠牲者の分も明るい未来を目指して生きて行かなきゃならないんだ!』と、優しく且つ力強く歌いかけてきます。谷村のそんな思いに応えるべく、私はこの曲を1位にしました。

最後に、7位については若干の解説をしておかないといけませんね。
-nook- あるいは nook と書いてヌークと読みます。彦蔵さんとMikakoさんという90年代以降は日本でもよく見かける男女ユニットですが、Mikakoさんは何を隠そう私の高校の同窓生です。昨年10月に卒業後20年以上経って初めて開催された同期会で、彼女のゴスペル・フィーリングたっぷりの歌声に魅了されてしまい、その後参加した同期会のMLで本業の傍らで自主制作のCDを作ったことを知り、早速購入したのが今回のランクインのきっかけでした。
彦蔵さんについては詳しいことは知りませんが、長年音楽業界に身を置いていらっしゃる方らしいです。何か思うところがあって自主制作でCD「時の声」を作り始めて、女性ボーカルに起用したのがMikakoさんだったというわけです。曲作りから演奏まで、大部分は彦蔵さんが手掛けていますが、Mikakoさんも歌以外に作詞やオカリナで協力しています。
如何にも自主制作という音作りですが、一聴するとチープに聞こえるサウンドの至る所に、彦蔵さんのキャリアを感じさせる隠し味があって、すっかりハマってしまいました。散々迷った挙句、アルバム中で一番ポップな曲をSONGのカテゴリーの対象曲に加えました。(ご興味を持たれた方は、 hellonook@aol.com へお問合せ下さい。)

さて、いよいよクライマックス・・・・というか、次はやっと最後のチャートの発表です。

My Best Music in 2001 − pt.7

at 2002 01/04 11:14

≪ Top 40 “Original” ALBUMs ≫
  1. The Gunman And Other Stories ― Prefab Sprout
  2. With My Pleasure (マイ・プレジャー) ― 谷村有美
  3. Summer Breeze ― 原田知世
  4. All For You ― Janet Jackson
  5. 地球的病気 ― The d.e.p
  6. Faye Wong (光の翼) ― 王菲 (Faye Wong)
  7. Suddenly,This Summer ― 梁詠h (Gigi Leung)
  8. Perfect Crime ― 倉木麻衣
  9. Distance ― 宇多田ヒカル
  10. Songs From The West Coast ― Elton John
  11. The Greatest Hits ― Love Psychedelico
  12. Rockin’ The Suburbs ― Ben Folds
  13. gaining through losing ― 平井 堅
  14. transition ― 山崎まさよし
  15. Wonder Of Love (愛の奇蹟) ― Keiko Lee
  16. Air Bleu (青の余白) ― 高木綾子
  17. genuine ― Fayray
  18. Reveal ― R.E.M.
  19. Five Fragrance ― 伍芳 (Wu Fang)
  20. The Song Of Kouprey ― KenaF
  21. ボナペティ! (Bon Appetit) ― 竹内まりや
  22. White Lilies Island ― Natalie Imbruglia
  23. Deep Forest ― Do As Infinity
  24. Topics ― My Little Lover
  25. 花火 ― 梁詠h (Gigi Leung)
  26. Britney ― Britney Spears
  27. Invincible ― Michael Jackson
  28. Turn It Out ― Soulive
  29. Live For You ― Rachael Lampa
  30. A Capella Tour ― Todd Rundgren
  31. 夏服 ― aiko
  32. Hot Shot U ― Beta Band
  33. Angel In The Dark ― Laura Nyro
  34. Just A Girl ― Bonnie Pink
  35. Vespertine ― Bjork
  36. EXPO EXPO ― m−flo
  37. Gotta Tell You ― Samantha Mumba
  38. all about chemistry ― Semisonic
  39. 2nd Album ― Chakra’ca
  40. 一不小心 ― 張楽悦 (Nicola Cheung)

とうとう今回は絞り切れずにTOP40になってしまいました。こうなるとランクインしなかったアルバムの方が少ないかもしれません。まあ、『全米トップ40』の熱心なリスナーだったせいか、私的にはこの方が収まりがイイ感じがしています。なお、3位以下で「営業日誌」で紹介済みのものは、コメントを割愛させて頂きます。悪しからず。

大雑把に言ってほぼ4年振りのアルバムがワン・ツー・フィニッシュを決めた形になりましたが、特設コーナーで全曲紹介までしていた谷村有美が2位という結果は予想外だったでしょうか?ちなみに、4年前は谷村が6位、プリファブが9位でしたから、借りは返した形なのかな?
1位に関しては、結構発売されていることを知らない方が多くて、日本での発売元ビクターエンタテインメントは何やってんだ〜ァ!と、怒りや長介です(爆・・・・久々にドリフを見たせいです(^^ゞ)。しかも、前作を絶賛するレビューはよく見かけたのに、今作の事前情報で明らかになった諸変化から類推したような冴えない(ハッキリ言ってしまえば、ネガティブな)意見もあって、ヒネクレ者の私は独りムキになって絶賛した結果、今回も谷村にはガンマン(笑・・・・=我慢)してもらうことにしました。93年以前のチャートを無くしてしまった現在では確証がないのですが、2位とは言え気持ち的には7thアルバム「愛する人へ」以来のナンバー・ワン級の出来栄えです。

さて、暮れにDVDエディションまで発売されたJanetは、なぜかシングルの紹介しかしていませんでした。しかも、あれだけシングルを絶賛していたのに、SONGチャートから外しちゃいました。一部に「手抜き」とまで酷評する人もいたので、抗議の意味も込めてアルバムとして評価することにターゲットを絞ったからです。確かに、前作との比較において、サウンド面の軽さや歌われているテーマの浅さは認めます。それでもなお、私的には「ハッピー度」が増した分、聞きやすい印象があります。DVDエディションは、baby-makingソングを外したクリーン・バージョンなので、一層爽快感が増した感じです。

倉木と宇多田は、私的には「スガシカオと山崎まさよし」的位置付けで見ているので、どうしてもVIDEOチャートと同様に同順位的扱いになってしまいます。VIDEOチャートと上下が入れ替わっているのは、倉木の“Stand Up”のユニークな曲構成に脱帽したからです。アルバム的につまらなければ、この曲がSONGチャートで1位だったかもしれません。一方の宇多田は、このアルバムでJ−R&Bの旗頭的ポジションをMISIAや小柳ゆきに譲って、より広範な音楽性を展開して見せることに成功したと思います。その延長上に“UNPLUGGED”でのU2のカバーがあるのではないでしょうか?

平井堅は、個々の楽曲のクオリティはもちろん、アルバムとしてのトータル感も前作以上なのですが、ほんのチョットだけ地味だったため、こんなに低いランキングになってしまいました。山崎まさよしも同様で、従来とはチョット趣を変えたことに僅かながら違和感を覚えたために、ここまで低順位な結果になりました。仮にスガシカオがああいう企画モノでなかったら、このあたりのランクになっていたことでしょう(笑)。

R.E.M.は、実はこれが初めて買ったアルバムです。以前はレンタルで済ませていたからです。カレッジ・チャートの申し子も随分丸くなったものです。従来からのファンには少なからず嫌われたことでしょうが、逆に私は気に入りました。変な例えかもしれませんが、贅肉を落したムーディー・ブルースという印象を受けました。

そして、KenaFです。ご存知の方もいらっしゃいますが、当館のお得意様puffpuffさんがメンバーのフュージョン・グループです。JaMueというインディ・レーベルから年末にセカンドも発売されましたが、やはりこのファースト・アルバムのインパクトは音楽以外の要素も含めて強烈でした。
絶滅の危機に瀕している動物たちをテーマにした楽曲は、パット・メセニー・グループを彷彿とさせるサウンドに彩られています。濡れると滲んでしまうCDラベルやホット・カーペットの上に置いていたら反ってしまったインデックス・シートなど、真面目な意味で音楽性を反映していると感じました。
(2004年補足=当時GAIAX内にpuffpuffさんのサイトはある日突然強制的に閉鎖されてしまったので、KenaF関係の情報は所属レーベルのサイトをご覧下さい。⇒JaMue Music Planningの公式サイト入口

後半は、「営業日誌」に取り上げなかったものの方が断然多いので、主だったものだけコメントします。・・・・と前置きしておいて、続く(苦笑)竹内まりやは、アルバムの分類に際して、スガシカオとの兼ね合いで、どっちのチャートの対象にすべきか、大いに迷った作品です。夫君のときは何の疑問も抱かずに「オリジナル・アルバム」としたので、夫唱婦随の法則(?)に従いました。結果、新鮮味に欠けた内容ゆえ、思いっ切り低順位にしてしまいました。
Natalie Imbrugliaは、「カオル」(商品はお茶でしたっけ?)のCM曲「トーン」で日本でも注目されました。ようやく発売されたこのセカンド・アルバムは予想外にロック色が強く、デビュー作の延長上で期待していた人には受け入れられ難かったのではないでしょうか?決して悪くはない出来ですが、小粒な印象は拭えませんでした。
さらに続けて(笑)、D.A.I.マイラバは似たようなコンセプトのグループなので、再び同順位的なランキングです。マイラバはちょっとブランクがあったことがマイナスに働いて、セールス的に余り振るわなかったようですが、久々にAkkoの声を前面に出した作品だったので割と気に入っています。でも、D.A.I.と聞き比べてしまうと、「そろそろベスト盤を出して解散したら」と思ってしまいました。年末に本当にベスト盤が出てビックリでした。

だんだんネガティブなコメントが多くなると思いますが、それはそういう点が改善されたらもっと上位にランクされたはずだという気持ちから発せられたものです。決して嫌いなわけではありませんので、誤解なきように!・・・・早速、不満続出ですが、『鰤』『舞蹴る』も結構じっくり作り込んでいるのですが、他に私の感性にもっと強く訴えかけてくる作品が多かったせいで、こういう結果になりました。
Beta Bandは、ハチャメチャだった前作に比べると、曲ごとにベクトルがハッキリ見えてしまって平凡な印象。それでも、初めて聞いたら「何コレ?」なんでしょうね。Laura Nyroは、未発表だった晩年の録音なので、アルバムとしてのまとまりに欠けますが、捨て難い作品です(合掌)。Bonnie Pinkは意欲作のはずが、「やはり個性的なプロデューサーのサポートが必要だ」ということを証明してしまった感じがしました。m-floは、ヒップホップを基盤に多彩な音楽性を展開しているので、テーマパークに準えたコンセプトはユニークですが、聞く前から内容が想像できてしまったところが惜しい。


39位は、当館のお得意様kajinoさんのオススメ。韓国版MAXと言い切ってしまっても良いのかな?語弊があるかもしれませんが、「ダサ面白い」サウンドです。40位は、「ガラスの城」で好演していたニコラ・チャンのファースト・ミニ・アルバムです。フル・アルバムが作れるほど実力がないというよりは、音楽活動は女優業の妨げにならない程度にやっていくつもりなんでしょうか?

・・・・というわけで、7回にわたって私的2001年年間チャートを発表いたしましたが、如何でしたでしょうか?お付き合い頂きまして、誠にありがとうございました。本年も「音楽旅館SunHero」をよろしくお願い致します。<(_ _)>

お心遣いに感謝!感謝!感謝!

at 2002 01/06 23:36

電子年賀状および普通の年賀状をお送り下さった皆様へ!

ホント色々あるんですね。それぞれに楽しませて頂きました。誠にありがとうございました。

誕生日プレゼントもよろしくお願いします!(^_-)

映画『テルミン』と関連DVD計3タイトル発売決定!

at 2002 01/13 16:20

昨年夏、再上映と共に話題になった映画「テルミン」がDVDで登場することになりました。発売元は今回の映画の配給を行ったアスミック・エース。同社の通販サイトによると発売予定日は2月22日。(他の情報では、3月8日発売で予約を受け付けているWEBショップあり)

●テルミン ディレクターズ・エディション 4,700円
●テルミン演奏のすべて 〜クララ・ロックモア&リディア・カヴィナ〜 3,800円
●テルミン コレクターズBOX (3枚組、初回限定生産) 7,800円

※コレクターズBOXの収録内容:『テルミン ディレクターズ・エディション』『テルミン演奏のすべて』『CD〜アート・オブ・テルミン』

映画についての私の感想は、昨年9月の「営業日誌」をご笑読下さい。

Mai-Kこと、倉木麻衣のアメリカ・デビュー盤は『買い』か!?
“Secret Of My Heart / Mai-K”

at 2002 01/16 20:24

輸入盤となると、売価もマチマチですね。詳細は、
下記の各WEBショップ名をクリックしてご確認下さい。
@TOWER.JP(Tower Records Japan)
hmv.co.jp(HMV Japan)
新星堂
すみや
※ ジャケット写真の画質が悪いのは、入手元のせいです。
※ リンク先がエラーになる場合は、エラー表示のページにある
  検索エンジンで「倉木麻衣」を検索してみて下さい。

CDNOWやAMAZONでは、「アーティスト検索」してみてもこのアルバムは見つかりません。不思議ですね。日本へ輸出するためにだけ、アメリカでプレスしたのでしょうか?
アメリカにいらっしゃる皆さん、お近くのCDショップにこのアルバムは置いてあるのでしょうか?アメリカ国内をメインとした通販で、このアルバムを取り扱っているところはあるのでしょうか?
また、日本国内でもっと安価で販売しているショップや通販サイトはあるのでしょうか?

このアルバムに関するご意見や様々な情報を募集しております。
ぜひ「宿帳」へお書き込み下さい。<(_ _)>

山下達郎コンサート・ツアー日程確定!!

at 2002 01/20 01:10

既に知っている人は知っている山下達郎3年振りのコンサート・ツアー。今回は2月にRCA/AIRレーベル(現:BGMファンハウス)作品のリマスター盤が、CD及びLPで発売になることを記念したものになるため、同レーベルの作品オンリーで構成される模様です。

公演日程及びチケットの発売日は、下記のURLでご確認下さい。公演日ごとに前売りチケットの発売情報がリンクされているので、とても良心的だと思いました。
http://www.smile-co.co.jp/tats/pg/rcatour.html

ところで、今回のリマスター・アルバムの発売に先駆けて、TVドラマ「ロング・ラブレター〜漂流教室」のテーマ曲として使われている“Loveland,Island”が1/23にシングル発売されます。
かつて、ビールのCM曲だったこともありますが、シングルになるのは今回が初めてだそうですね。

Tomoyo Harada Best Harvest 2002 − Vol.1
〔新春コンサート・レポート1〕

at 2002 01/22 00:46

昨年同様、今年の『コンサート初め』も女性アーティストでした。しかも、ライブは初めてのアーティストだし、会場も初めて・・・・という「初めてづくし」だったので、少々緊張した面持ちで臨みました。(1月12日)

会場はSHIBUYA-AXという渋谷のコンサート・ホールのメッカに割と最近出来たライブ・ハウス。雰囲気的にはZEPP TOKYOに似ていて、2階もあります。1階のフロアはステージ寄りの前半分が後方部分より2段低くなっていて、今回はその低い方に椅子が並べられていて、幸運にもその一角が確保できてラッキーでした。

ほぼ予定通りに開演したコンサートは、ギター2人、パーカッション兼コーラスとベースが各1人というセミ・アコースティックなバンドを従え、原田知世本人もカウンター・チェアに終始座りっ放しというリラックス・ムードの中、まったりと進行しました。不覚にも睡魔に襲われてしまったとしても止むを得ないようなオーソドックスなものだったので、指定席の観客はアンコールですら立ち上がることはありませんでした。
これだけだと、学校の教養(強要?)行事で連れて行かれたコンサートのように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、1曲終わるたびに盛大な拍手が起こり、次々に披露される曲に聞き入っているという感じでした。時々発せられる歓声や奇声が耳障りに思えるくらい、観客側にもピンと張り詰めた空気がありました。

情けないことに大半の曲のタイトルが分からないため、曲目を演奏順にお知らせできないのが残念ですが、昨年暮れに出たベスト・アルバムに収録された曲が中心だったようです。あのアルバム、18曲中8曲はタイトルと曲が一致しません。私が原田知世をアーティストとして認識するようになったのは、トーレ・ヨハンセンがプロデュースした“I Could Be Free”(1997)からだったため、フォー・ライフ・レコード前期やそれ以前の曲となると、ほとんど知らないのです。(^^ゞ

女性用ジーンズ“SOMETHING”のCMに使われたこともあるエルザの「哀愁のアダージョ(T'EN VA PAS)」に大貫妙子が日本語詞をつけた『彼と彼女のソネット』は、セミ・アコースティックなバンドの演奏とベスト・マッチングで、シャンソン風の趣もありました。原田知世には鈴木慶一プロデュースでフランス語で歌ったヴァージョンもあり、こちらは通常“T'EN VA PAS”(ベスト盤収録はこっち)という原タイトルで表記されるようです。
意外な選曲では、久保田早紀のデビュー・アルバムに収められていた『ギター弾きを見ませんか』をカバーしてくれました。未レコーディング曲だそうで、ライブへ足を運んだ甲斐があったといったところでしょうか。曲後のMCによると、昨夏のツアーでは「異邦人」をやったそうです。こっちの方が聞きたかったなあ。

後半に入って、昨夏のアルバム“Summer Breeze”から、ビージーズとパティ・オースティンの曲を立て続けにやってくれました。前者は私のカラオケ・レパートリーなので、一緒に口ずさんでしまいました。後者は原田知世の歌唱力が試される難曲ですが、案の定本人も苦笑いしてしまう場面がありました。
本編はトーレ・ヨハンセンが手掛けた『ロマンス』、『シンシア』で終了しましたが、セミ・アコースティックが裏目に出て盛り上がりに欠けてしまいました。アンコールは3曲歌ってくれましたが、ヘンリー・マンシーニの“Moon River”でしっとりと締め括りました。この曲、ベスト盤に合わせてカットされたシングル“Tears of Joy”にカプリング曲で収められています。

私が行ったのはツアーの初日で、最終が2/2の渋谷クラブ・クアトロということで、実はまだツアー中。これから行かれる方にはネタバラシになってしまいましたが、悪しからず!ちなみに、ツアー・タイトルからも分かるように、Vol.2も行われる予定です。

JANETAll For You World Tour 2002
〔新春コンサート・レポート2〕

at 2002 01/24 23:06

東京ドーム_presents_JANETライブレポート★いやあ、今回も楽しいパフォーマンスを繰り広げてくれましたねェ。あれで会場が巨大スタジアムでなければ、もっともっとコンサートを堪能できたことでしょう。というのも、前回の日本武道館公演はステージとの距離が近かった分、コンサート・ビデオでもすくいきれなかったステージいっぱいの見所を余すところ無く見れたからです。(1月18日 東京ドーム)
★そう、何が一番残念だったかって、前回も同行したダンサーのKelly Konnoさんが近くで見れなかったことかな?名前から察するところ日本人の血も混ざっているようで、その東洋的美貌には前回の来日でも注目が集まりました。ダンサーの顔がスクリーンに大写しになる機会はほとんど無かったので、ご尊顔を確認できなかったのが非常に残念でした。・・・・って、一体何が目的だったんでしょうね!(^_^;)

★ステージ下から花火の爆音と共に飛び出してきたり、一瞬の暗転の後ステージ上に立っていたり・・・・兄マイケルのコンサートのオープニングにも度肝を抜かれましたが、妹ジャネットも圧倒的な存在感をアピールする登場の仕方でした。幕が開くと中央に聳え立つ1本の柱があるだけというシンプルなステージ。あれっ!ジャネットはどこ?と思ったら、柱の天辺で笑顔を振り撒いていました。貫禄と同時に親しみ易さを感じさせるニクイ演出でした。
★オープニング・メドレーは、ステージ後方に芝居のセットを思わせる白壁があるだけで、ジャネットは他に何も無いステージでダンサー達を従えて歌い踊るというものでした。一瞬カラオケかと思いましたが、例の白壁が曲者でした。部分的に開くと、ビデオ・スクリーンだったり、照明があったり、そしてバンドが隠れていたり・・・・コンサートが進行するに連れて、様々な仕掛けが明らかになっていくので、一瞬たりとも目が離せない感じでした。一見シンプルなステージが変幻自在に変貌していく様は、一種のマジック・ショーみたいでした。

★私はチケット業者の先行予約でチケットを取ったのですが、残念ながらスタンド席でした。持参した双眼鏡でもステージの細かい部分は分からなかったのですが、白壁からせり出してきたバンドが台ごとせり上がり、その下を人や物がスイスイ通り抜けられたのは一体どういう仕掛けになっていたのでしょうかねェ?
★バンドの編成も不思議でした。ギター(兼音楽監督)、キーボード(兼トランペット)、ドラムス、ベース、それにコーラス2名という超ベイシックのもので、マニピュレーターやDJらしき人は見当たりませんでした。一体どうやってアレだけ多彩な曲をアルバムそっくりの音で再現できたんでしょうか?それだけ技術が進んでいるということなんでしょうか?
★せっかくトランペット奏者がいたのだから、インターリュード(間奏曲)的にでも、ハーブ・アルパートの「ダイヤモンズ」やったら、私的には物凄く嬉しかったはず。でも、大半の観客は気付かないでしょうね。

★一方、「幕間」の繋ぎ方には目覚しい進歩が見られました。前回の“The Velvet Rope Tour”では、大幅なセット・チェンジの際には幕が閉まって、それこそ芝居のような演出でした。前々回は若干間延びした暗転で、多少白けてしまいました。しかし、今回はアンコールが終わるまで幕は下りずに、ステージの模様替えが巧みに行われました。白壁を使った照明・映像の効果と、「さくら」や「ラスト・エンペラー」の旋律が盛り込まれたインターリュードなどが、幕の下りない「幕間」をシラケさせない効果をもたらしていました。特に、“Escapade”メドレーの前後は見事でした。

★では肝心のショウ自体はどうだったかというと、全体の流れは前回と同じでした。つまり、大雑把に言って3〜4曲のヒット曲をメドレーにしたセグメントが、メリハリ良く連なっていているという構成でした。
★仮面舞踏会はさらにホラー度が増してちょっとグロテスク。メルヘンチックな“Escapade”メドレーは可愛さ倍増。肌の露出は控えめになってしまった男性客との「絡み」は触り捲くりの、抱きつき捲くりで、最後は客の上に馬乗りになったままステージ下に消えていくというエロさ。黄色い歓声を上げながら顔を手で被ったり、余りに露骨な演出に笑い転げたりする女性客のパワーには、男性客の歓声も掻き消されてしまいました。
★個人的に大受けだったのは、最新シングル“Son Of A Gun”からのメドレーでした。もしやと思ったら、モロに次が“Got 'Til It's Gone”だったんだもん。つまり、元ネタがカーリー・サイモン⇒ジョニ・ミッチェルという伏線があったわけです。オジサン・オバサンでないと、只のヒット曲メドレーにしか思わないでしょうね。

★唯一残念だったのは、17日より2曲少なかったことです。17日の本編のクライマックスは“If”〜“Black Cat”〜“Rhythm Nation”〜“The Knowledge”だったのですが、18日はいきなり“Rhythm Nation”からでした。東京ドームはコンサート会場としては不適格ですが、東京ドームのWEBサイトは親切です。17日の曲目がアップされていたので分かりました。(ジャネットの画像をクリックしてみて下さい。リンク切れしていなければ、東京ドームのジャネットのページへジャンプします。)
★他の日本公演はどうだったんでしょうか?大好きなジャネットのことなので、妙な深読みは止めておきましょう。とにかく、楽しめたのは事実です。