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こちらは「音楽旅館」としてスタート致しました旧館でお出しして参りました料理の記録です。
ご意見・ご感想・ご指導等を、どうぞお気軽に新館のGuest Roomsへお寄せ下さい。

なお、本文中に埋め込んである他サイトへのリンクの中には、リンク先サイトが
既に存在しない場合もあります。予めご承知おき下さい。

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“Love Makes The World / Carole King”の【補足】の更新

at 2002 05/04 09:32

久しぶりでキャロ・キン婆ちゃまの公式サイトを訪れてみたら、さりげなく更新されてました。“See what's new”が“New! LMTW Music Video! Click Here! Enjoy!”に。最新アルバムのタイトル曲のプロモ・ビデオがフル・レングスでご覧になれます。
ヴァーチャルCDプレーヤーで最新アルバムが丸ごと聞けるコーナーも、アメリカでは平日の今なら快適に楽しめそうです。どこへも出かける予定のない常時接続環境のネット・サーファーの皆さん、休日の暇つぶしにでもPCでかけっ放しにするのもイイかも!

『レスプランドール』 by 村治佳織
〜日本のクラシック音楽界はロドリーゴ・ブーム!?〜

at 2002 05/04 16:34

★フランス留学直前のリリースとなった木村 大のアルバムは、タイトルもズバリ『アランフェス』!ホアキン・ロドリーゴの超有名曲「アランフェス協奏曲」をスペイン王立セビリア交響楽団 との共演で録音した作品でした。村治と聞き比べてみると、ナカナカ面白そうです。
★そして、4月には村治佳織の待望2年振りのアルバムがドロップされました。これで3枚目となるロドリーゴ作品集。フランス留学中にTV番組の企画に便乗して、ロドリーゴ本人の前で演奏する機会に恵まれ、ロドリーゴ作品の公認演奏者としてのお墨付きをもらったのだから、彼女の傾倒振りはむしろ自然な流れと捉えるべきなのでしょう。
★そういえば、1月に発売になったのに未だ購入していない竹松 舞のアルバムにも、ロドリーゴ作品『セレナータ協奏曲』が収録されています。しかし、昨年の7月頃には「アランフェス協奏曲」に挑戦してみたいと言ったメッセージを発信していたようです。
★私の注目している若手クラシック奏者が揃いも揃ってロドリーゴ作品を録音するとは!しかも、事と次第によっては三者三様の「アランフェス」が相次いでリリースされていたかも!

本人によるビデオ・コメントが充実している公式サイトはコチラから!●さて、このトピックの主役村治佳織の通算7枚目のアルバムは、スペインの匂いを感じさせる土着的な作品に仕上がっています。クラシックというとちょっと堅苦して非日常的な崇高さを思い浮かべてしまいがちですが、このアルバムから醸し出されるのは日常生活に根付いた伝統といったようなものです。
●それは、昨年の映像作品『コントラステス』の残像が残っているせいかもしれません。また、冒頭の曲「ある貴紳のための幻想曲」がロドリーゴ管弦楽団をバックにスペインでライブ録音されたことにも、大いに起因するのかもしれません。しかし、続く「ファンダンゴ」を聞くと一層そういう思いが強くなるのを感じました。
●実はこの曲、村治が取り上げたのは2度目です。最初に聞いたのは、私が彼女を知るきっかけとなったアルバム『パストラル』(1997)でした。改めて聞き比べてみたら、格段の進歩を遂げていることが、私の耳でも分りました。今回の演奏の方が一層強く「パストラル(田園)」なイメージを想起させるのです。

◆すっかりスペインの風土をギターで表現できるようになったわけですが、たまには『カヴァティーナ』(1998)のような目先を変えた作品も聞いてみたい気がします。

NO.1 / BoA*

at 2002 05/06 20:24

3月に日本でのファースト・アルバム“Listen To My Heart”がドロップされたばかりだというのに、4月12日には出身地韓国でセカンド・アルバム“NO.1”がリリースされました。昨年は日本での活動がほとんどで、母国での活動は休止状態だったので、韓国のファンの喜びはヒトシオだったのはないでしょうか?

新曲の視聴(試聴じゃないよ!)はいつまで可能か?さて、CDをPCにセットしたら、デフォルトのCDプレーヤー(ソフトウェア)が起動しかけてエラーになりました。マイコンピュータを開いたら、CD-ROMドライブの表示がBoAアイコンになっていたので、ダブルクリックしたら、ディスプレイが暗転して中央にBoAの画像が!何やら作業をしている模様。数秒後に「BoA」というフォルダのウィンドウが開きました。構わずウィンドウを閉じると専用プレーヤーが起動しました(これがちょっとカッコイイのよ)。
どうやらPCにプレーヤー本体がインストールされたわけではなくて、「スタート・メニュー」の「プログラム」に専用プレーヤーを起動するショートカットが登録されたようです。そういえば、韓国でのデビュー・アルバム“ID;Peace B”も似た仕様でした。さすがに今度の方が見た目もカッコイイし、英語表記なので安心してあちこちクリックできます。というわけで、音楽の再生そっちのけでクリックしました。というか、アルバム収録曲を聞くのにも、もうひと手間クリックが必要なのです。
“Interview”ではBoAからのメッセージが見れますが、韓国語が分らないのでチト残念。その他、フォト・セッションやレコーディングの様子が垣間見れる動画やオフィシャル・サイト等へのリンク、「自分でプリントアウトして部屋にでも飾ってね」といった感じのポスター画像3枚など、結構楽しめます。ただ、このアルバム用に特設されたWEBサイトだけは、ログイン画面が出てきて入場方法が分りません(悲涙)。
実はついさっき分ったことですが、例のショートカットをクリックしてからCDをセットすると、プレーヤーが起動してすぐに収録曲の再生を開始します。まあ、普通はCDをPCにセットすればプレーヤーが自動起動するので、“Album”をクリックするだけで歌詞を表示しながら楽曲を再生し始めますけどね。

ようやく肝心の音楽の話になるわけですが、予想以上&期待以上のハイ・レベルな仕上りです。K-POP初心者の私には全然分りませんが、新進・気鋭のミュージック・クリエーターを多用したようです。しかも、BoAの歌唱力はそんなバックの演奏に負けていません。母国語でノビノビと歌っているのを聞くと、例の日本語アルバムではBoAの力量が90%くらいしか発揮されていないように思えてきます。
アルバムの1曲めはタイトル曲ですが、クレジットを見るとスカンジナビア産の楽曲のようです。原作曲者のZIGGY って誰?続いては、Janet Jacksonの“Oops Now”アタリを彷彿とさせるティーン・ポップ調。3曲めでは、15歳にしてここまでシットリとしたバラードが歌えるのかと、ひたすら感心の歌唱です。
4曲めは、再びアップテンポなナンバー。はっきり言ってBritney Spearsの“Baby One More Time”路線の曲ですが、モー娘。に歌わせるのは無理だし、宇多田のイメージじゃないし・・・・目下のところ日本に対抗馬なし!・・・かな?続いては、その宇多田を意識したような曲ですが、BoAのアイドルっぽい発声でないとフィットしない感じがします。
6曲めは、アップテンポなんだけど、マイナー調の抑えた感じの曲なので、ちょっと地味かもしれません。歌の内容が分らないのですが、失恋の痛手みたいなものをドラマチックに歌い上げているような印象です。この余韻はBoA作詞作曲の一大バラードへ引き継がれていくという、ニクイ演出になっています。
8曲目は、デビュー曲“ID;Peace B”の系統の曲。9曲目や11曲めあたりには、ラテン・フレーバーが隠し味程度に加味されていて、Madonnaの“La Isla Bonita”風なミディアム・テンポの曲。10曲目は、杏里かセリーヌ・ディオンが歌ってもおかしくない感じの王道バラード。12曲めは洋楽のカバーのようですが、オリジナルは誰がやってるのか全く分りません。
13曲めは、再びBoA作詞作曲のミディアム・テンポのナンバー。日本語アルバムにも自作曲が収録されてましたが、あちらとこちらでダブっているのは、“Listen To My Heart”のみですからね。いつの間にこれだけの曲を作っちゃったんでしょうか?というか、日韓それぞれのアルバムを平行して製作していたのだとすると、結構大変だったのではないでしょうか?
アルバム本編は一応14曲めで終わりですが、ティーン・シンガーのアルバムとしては地味すぎるバラードなので、ボーナス・トラック扱いの15曲め“Listen To My Heart”が華やかにアルバムを締め括ってくれます。

さて、5月29日にはこのアルバムをはじめ、韓国でリリースされたアルバム3枚の国内盤が出るそうです。韓国盤に日本語解説&対訳が付くだけだったら私には不要ですが、果してどういう仕様で登場するのでしょうか?

ようやく決まった日本発売!?
Love Makes The World / Carole King

at 2002 05/08 00:20

HMV.co.jpによると、6月19日にソニー・ミュージックから発売されるようです。
気になるボーナス・トラックの収録の可能性については、今のところ何も情報がありません。
TowerRecordsや新星堂のサイトでは、輸入盤しかヒットしませんでした。
それどころか、肝心のソニー・ミュージックのサイトでは、公式サイトとしてwww.caroleking.comすらリンクされていません。全曲フル・バージョンで聞かれたら困るからなんでしょうか?
本当に出るのだろうか???

COME ALONG

at 2002 05/12 18:02

山下達郎のRCA/AIR Years作品のリマスター再発売のツアーも、いよいよ終盤に差し掛かりました。MLに次々と感動・感激のレポートが投稿され、もう一度見たい気分の今日この頃です。

さて、すっかり忘れていたのですが、7作品購入特典のCD“COME ALONG”が届きました。ヤケに大きい封筒で届いたのですが、開封するまで『専用BOX』が同封されていることも忘れてました。(ボケて来たようです。(^_^;))

この特典は、余程のタツロウ・ファンでなければ、魅力を感じないモノかもしれません。なぜなら1997年にCDで何度目かの再発になっているものと、基本的には同じだからです。でも、この特典はちゃんとリマスターされてるんですよ。ムヒヒヒ....

ところが、早速聞こうと思ったら!(T_T)
CDがケースから取り出せない!正確には外せないのです。ケースが割れるのは構わないと言う気持ちで、思い切って引っ張ってみましたが、内側の黒いフォルダ部分がCDと一緒に外ケースから外れただけでした。(>_<)

ああ、困った。どうしたらイイんだろう?トホホ....(~ヘ~)

何の変哲も無いジャケットですが、色々な意味で中身が凄い!(自虐爆)

BoA韓国語アルバムの日本版について

at 2002 05/12 22:12

今年の初めに、BoAの日本での所属レーベルavex のWEBサイトがリニューアルした。その際にトップページからリンク・バナーが消えてしまった韓国SM Entertainment 総合情報サイトをようやく発見しました。こちらのBoAのホームページには、先日来ひとりで騒いでおりますBoAの韓国で出ているアルバムの日本版のリリース情報が掲載されていました。

それによると、韓国での1st Album “ID;Peace B”Special Album “Jumping Into The World”は、5月29日にドロップされるそうです。2nd Album “NO.1”は、2週間遅れの6月12日リリースとのことです。

いずれも国内盤特別仕様ということで、韓国オリジナル版に日本語解説や対訳が付くといった程度のものではないことも分りました。逆に気になるのは、韓国盤の特典映像等が日本盤にも収録されるかどうかですが、現時点では不明です。

韓国でのデビュー・アルバム!当時まだ13歳だった! 世界進出宣言とも言える新曲+デビュー盤収録曲の英語・中国語ヴァージョンから成る『特別盤』 先日から紹介しているものとジャケット写真が違いますが、あれの反対側はこの写真なんです!
第1集        第1.5集()        第2集

注:韓国では、オリジナル・アルバムを1集、2集、3集・・・・というふうにカウントするそうです。そのため、合間にリリースされるベスト盤や企画モノには『.5』を付けるのだそうです。ちょっとした文化の違いがこんなところにも表れていて、ナカナカ面白と思いませんか?

「もじょもじょ」しながら、告白します <^!^>
MODJO / MODJO

at 2002 05/18 23:08

南仏のリゾート地を思わせるノスタルジックなジャケットもGOO!フランスの男性2人組テクノ・ユニットMODJO の同名アルバム、今ごろ買いました。だから、もじ(よ)もじ(よ)しながら、告白してるわけです。(^^ゞ

昨年の夏には日本でもかなり話題になっていたようですが、熱心なテクノ・ファンではない私は、ろくに曲も聞かずに−−というか、CDショップで盛んに流されていた曲がそうだとは知らずに聞き流していました。今思うと「テクノ」というだけで無機質な最先端デジタル・ビートを思い浮かべてしまったために、私には「テクノ」というより70年代ディスコ調に聞こえる彼らのサウンドを誤認してしまったというのが、事の顛末だったように思います。

一般的にMODJO の曲で有名なのは、2000年に出たデビュー・シングル“LADY (Hear Me Tonight)”や、昨年ファースト・アルバムと前後してリリースされたセカンド・シングル“Chillin’”あたりでしょうか?でも、私が彼らに興味を持つキッカケになったのは、今年になってリリース(?)されたフォース・シングル“No More Tears”でした。

2月頃に都心のCDショップで耳にするようになったとき、Level 42 の古い曲かと思いました。当然のことですが、いくら調べてもそれらしい曲は見つかりませんでした。かろうじて聞き取った歌詞を頼りに、WEB上のCDショップで検索したら....足掛け2ヶ月かかってMODJO の曲であることが分かりました。苦労した分余計にそう感じたのかもしれませんが、この曲、アルバムのベスト・トラックだと思いませんか?

今さら内容に触れても意味がナイヨウと言われそうですが、アルバム全体の印象は70年代ディスコと90年代R&Bに強く影響された音楽といったところでしょうか。Pet Shop Boys を連想させる冒頭のインスト曲こそ、テクノの香りがプンプンしますが、“Peace Of Mind”やサード・シングル“What I Mean”などは、もはやテクノの範疇ではないと断言しちゃいましょう。(^^ゞ

過ぎ去りし日の香り (^.^)
過ぎ去りしトレモロ / 村治佳織

at 2002 05/20 23:24

今から6年前の佳織ちゃんです?!撮影時期はもっと古いようですが...<ム>先日MODJO を買った際に、偶然店頭に1枚だけあったCDシングルを見つけて、即ゲットしてしまいました。以前に注文したら在庫切れといわれた逸品だったからです。どうやら奇跡的に売れ残っていた1枚のようですが、最新アルバムのディスプレイされたコ−ナーに飾り物のように陳列されていただけあって、ジャケットの状態は割とイイ方だと思います。

<ラ>このCDシングルは発売こそ1996年3月ですが、ジャケット写真はその前年の1月にリリースされたセカンド・アルバムと同時期の撮影と思われます。しかし、その内容はというと、唯一セカンド・アルバムと重複する「グリーン・スリーヴス」ですらバージョン違いの全曲新録によるミニ・アルバムといえるものです。

<ジ>クラシックに興味の無い人でも大抵聞き覚えがあると思われるバッハの「メヌエット」は、村治佳織自身の編曲によるもの。技巧派の彼女にしては素直すぎて、練習曲を聞かされているような物足りなさを覚えましたが、実は違うのかもしれません。
<カ>続く表題曲でのトレモロは一音のミスも無い正確さですが、その中から情感豊かな音像が浮かび上がってきます。とはいえ、今と比べると初々しさも感じられて、当時はまだ高校生だったことに思いを馳せてしまいます。あとはもう、彼女の奏でるギターの調べに魅せられたまま、ふと気づけば最後の曲が終わるところだったりします。

<オ>このシングルの4ヵ月後にはサード・アルバムが発売になりました。どうしてそういう時期に新録によるシングルが発売されたのか、なぜかとても気になります。何かタイアップがあったようでもないし。女子高生ギタリストとしてロック少年にも注目され始めた時期なので、レコード会社がアイドルとして売ろうとしたのかもしれません。当然ですが、本人はそういう色眼鏡で見られることは物凄く嫌だったようです。

<リ>全4曲で12分足らず。ミニ・アルバムとして売るにはボリュームが足りない気もしますが、シングルだからといって軽視されてしまうのは口惜しいほど充実した小品です。

ゴキゲンなREMIXが目白押し!
GEE(GTS) presents “double” GREATEST REMIX

at 2002 05/26 15:38

未成年者への影響に配慮して、若干縮小してあります!(爆)Super Soul Sister “TAKAKO” のソロ・プロジェクト“double”からゴキゲンなリミックス・アルバムが届きました。実は先に紹介したMODJO 村治佳織は、これを買いに出かけた際の副産物でした。(以下の内容は「R指定」かも!?爆)

まずは、きっとどこかで(はっきり言ってしまうと、Kumitownですね!)見かけたことのある超有名なアルバムを連想させるジャケットに、ニヤリとする人も多いのではないでしょうか?CDショップの店頭に普通にフェイス展示されても目立たない感じですが、手に取ってよく見ると“double”の音楽性を的確に表現しているジャケットだと感じました。どうかパクリなどと非難しないで下さい。

このアルバムは、長〜〜いタイトルからも明らかなように、オリジナル・アルバムではありません。GTS のメンバーGEEの監修によるリミックス集です。
GTS はハウス系プロデューサー3人によるユニットで、ユニット名は御多分に漏れず3人の「芸名」から一字ずつ取って付けたものだそうです。AVEX系アーティストをはじめ、モーニング娘。などの有名ドコロのリミックスを手掛け、SMAPへ楽曲(何?)を提供するなど、クラブ・シーンに留まらない活動を展開しているそうです。
というわけで、このアルバムのトップを飾るのは、3月下旬に出た彼らのアルバム“POP+underground”でも1曲めに収録されている曲のリミックスです。元々がGTS の曲であるため、ちょっと毛色が違っていて、そこがまた新鮮でイイ感じです。以降はお馴染みの曲が装いも新たに次々に飛び出すわけですが、原曲のおいしい部分を損なわずにリミックスされているところが、私的には非常に嬉しいです。

Japanese R&Bが一過性のブームのように盛り上がった時期に、MISIAと共にシーンをリードすると思われた“double”ですが、1998年のデビュー以降にリリースしたオリジナル・アルバムは僅か2枚だけ。1999年のプロローグ・アルバム(あれだけ充実した作品なのに「序章」扱い!)“CRYSTAL”のヒットとは裏腹に、リリース直前に見舞われた不幸からしばらく休業状態だったことも影響しているようです。
しかし、悲しみを乗り越えて復活した“double”は、ブームが沈静化した後のJ−R&Bシーンで、本質的な部分でR&B指向を深めたと思います。それが一番顕著なのはTAKAKOの書く歌詞ではないでしょうか。女の性(さが)を弱くて受身的に描いた歌詞が多い演歌とは対照的に、TLCやMary J.Bligeのように女性の視点から艶かしく主体的に表現しているからです。

もうひとつの見逃せない特徴は、R&Bに付き物の「節回し」を多用しない歌唱法です。日本のR&Bアーティストは多分に演歌的な「節回し」に陥りやすいので、リード・ボーカルのパートではほとんどやらず、コーラスの方で使っています。恐らく演歌的な節回しを回避するため、ジャズのスキャットを参考にしているのではないでしょうか。
その真似をして(?)歌謡曲的になってしまったMISIAとは好対照です。“Everything”が大ヒットしたのは、単にドラマの主題歌というタイアップだったこと以上に、歌謡曲的な歌唱が多くの日本人にとって耳触りが良かったからではないかと思うのです。楽曲は良く出来ていますが、MISIAの実力をフルに引き出せていないのが、とても残念です。

ストイックなまでにR&Bを探求し表現してきたTAKAKOは、「プロデューサーという名のサウンド・クリエーター」の起用も実に的確だと思います。言い換えれば、“double”とはTAKAKOが総合プロデュースを手掛ける自演プロジェクトだと思います。その点に敬意を表したリミックスが施されているから、私を「ゴキゲン」な気分にしてくれるのではないかと思います。

※ 「本格的なR&B指向」の話は、本来なら2000年11月に「ファースト」アルバム“double”が出た時に書くべきでしたね。(^^ゞ