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こちらは「音楽旅館」としてスタート致しました旧館でお出しして参りました料理の記録です。
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BoA 待望の韓国3集リリース!!!

at 2003 06/03 23:46

BoAの韓国の公式サイトには、思わずValentiのイントロを口ずさんでしまうかも!(笑)事前に十分な情報を得られなかったのでヤキモキしていましたが、去る5月30日に韓国でBoAの3集がリリースになりました。正式なアルバムタイトルは“Atlantis Princess”です。

とりあえず、インターネットで注文したんですが、今日届いたのは5月中にそのサイトで買い物した人に無料でプレゼントされる「韓国海苔」でした。おいおい!CDはまだかよぉ!!

そういうわけで、お楽しみはもうしばらく先です。う〜ん、じれったい!(+ ヘ +)

ところで、新作のリリースに合わせて、韓国のBoAのサイト(興味のある人はアルバム・ジャケットをクリックしてみてちょ!)が全面リニューアルしちゃいました。Galleryは、掲載枚数が激減してしまいましたが、右クリックが有効になりました。でも、Videoコーナーがリニューアル中(?)になってしまいました。まだ見ていない映像が50本くらいあったはずなのに!Galleryの例があるので、スゴク心配です。

Cyclorama / STYX

at 2003 06/04 09:14

アルバムの内容はコチラから!(英語版)オリジナル・スタジオ録音盤としては約4年振りの新作をリリースしていたSTYX。グループ名をタイトルにしたデビュー・アルバムから31年の歳月が過ぎ、とうとう本作ではオリジナル・メンバーでリーダー格であったDennis DeYoungが完全にグループを離れてしまいました。代わってグループを牽引するのは、日本でも1980年前後にはアイドル的人気を博したこともある、途中参加のTommy Shaw。既に前作でイニシャティヴを取っていたのは誰の耳にも明らかでしたが、現在唯一のオリジナル・メンバーであるJames YoungがTommy Shawに同調したことから、Dennis DeYoungとグループの間でグループ名を巡る裁判沙汰に発展。これがようやく決着して、新作のリリースと相なった模様です。

まずはジャケットを見てビックリ。これじゃあ、まるでAlan Parsonsみたいと思ったのは、私だけではないはず。次に裏面の曲目を見てビックリ。最後の曲は“Genki Desu Ka”=「元気ですか?」・・・つまり、日本語だ。他にも“Fooling Yourself (Palm Of Your Hands)”なんていうタイトルにすかさず反応。通算7枚目のアルバムThe Grand Illusion “Fooling Yourself (The Angry Young Man)”というヒット曲があったけど、サブタイトルが違うのはどういうことなのか?興味は尽きず、とうとう輸入盤を買ってしまいました。

ココだけの話ですが、輸入盤のリーフレットには歌詞が記載されていません。しかし、ご安心を!ココでニュー・アルバムの曲名をクリックしてみて下さい。ウフフフ・・・・ほらね!

私の場合、前作Brave New World のツアーで来日した際に、既に現在のラインアップでのエキサイティングなライブを経験済みだったため、Dennis DeYoung不在に起因する不安は一切感じていませんでした。それどころか、後任で加入したLawrence Gowanが初めて関与したオリジナル・アルバムということで、期待は膨らむばかりでした。さらに、Tommy Shawの後任ギタリストとして参加したGlen Burtnikがベーシストとして復帰したことで、リード・ボーカリストが4人になったことも関心事でした。

案の定、Tommy Shawがリードを取る曲が大半を占めていますが、合間に他の3人がリードを取る曲が散りばめられていて、まずまずバランスの取れた出来映えでした。しかも、インターリュード(間奏曲)的な曲では、謎のボーカリストが参加していて、何者なのか興味津々。そして、謎のサブタイトルが付いた曲は、やはり「あの曲」のリメイクでしたが、フル・バージョンではありませんでした。これもインターリュード扱いのようですが、多重録音のバック・コーラスには(言わずと知れたBeach Boysの)Brian Wilsonが参加していて、結構印象に残る不思議な仕上り具合でした。

アルバム全体としての印象は、Tommy Shawが参加してからの最初3枚に近いものを感じました。特に12・13曲目あたりには、Kansasと並んでアメリカン・プログレッシヴ・ロックの代表格に祭り上げられた70年代後半のイメージを髣髴とさせるダイナミズムがあります。13曲目でのLawrence Gowanのキーボード・プレイは、明らかにそれを狙った音色です。予想通りの活躍振りに、SunHero、思わずニンマリ。

私がそういうイメージを抱くのには、前述の“Fooling Yourself”だけでなく、“Captain America”なんていうタイトルも影響してるのかもしれません。The Grand Illusion には“Miss America”という曲もありましたからね。そういうことを知らない80年代以降の洋楽ロックに慣れ親しんできた人には、Journeyよりはマイルドな「産業ロック」路線と聞こえるかもしれません。取り立てて目新しいことをしているわけではないので、私のように回顧的な気分に浸りたいのでなければ、きっとつまらないでしょう。

でも、長い歴史のあるバンドが紆余曲折を経て今も現役で活動していることが、私はスゴク嬉しいです。しかも、こうして満足の行くオリジナル・アルバムを発表してくれたのですから(往年のバンドが再結成して出したアルバムに、何度落胆させられたことか!)。エピローグ的な“Genki Desu Ka”が流れてくると、・・・・「元気ですか?元気ですか?元気ですね。」というシンプルな歌詞の優しいハーモニーに涙腺は緩み、Todd Suchermanの抜けの良いドラミングには「頑張れよ!」と背中を軽く叩かれて励まされているような感じがして、STYXのファンで良かったと心底から思いました。

Say You Will / Fleetwood Mac

at 2003 06/04 09:20

flash仕様の凝りに凝ったオフィシャルサイトはコチラから!昨年の秋に本作の予告編を兼ねた2枚組エンハンスド仕様のベスト盤が出たFleetwood Mac。ついにその全貌が明らかになりました。残念ながら、かねてからの「噂」通り、6年前のMTVライブで実現した70年代後半の全盛期のパーソネルから、Christine McVieが抜けてしまいました。また、オリジナル・スタジオ録音盤としては“Tango In The Night” 以来16年振りで、Lindsey Buckinghamが復帰したアルバムとなりました。本作はLindsey Buckinghamがプロデュースにも関わっているので、16年前のアルバムの延長上にある作品に仕上がっています。

出所不明の情報によれば、当初Stevie Nicksがリード・ボーカルを取るアルバム・タイトル曲がリードオフ・シングル候補だったらしいのですが、時節柄か“Peacekeeper”が第一弾シングルとなりました。しかも、この曲、現在のところ、アメリカではダウンロード販売しかされていません。未確認ですが、どうやらBillboard誌にランクインした最初の『デジタル・シングル』のようです。

実は、マック・サウンドの基調を担っていたソングライターでボーカリストのChristine McVieが、チョットだけ参加しているのですが、ほとんど存在感が無いのが寂しい限りです。しかし、LindseyとStevieの二人で18曲76分という“Tusk” (1979年当時LP2枚組で発売)並みのタスクをこなしています。ソングライターを一人欠いてもこれだけ多彩な曲を揃えられるのは大したものだと思いますが、食の細くなった中年男には食べ切れないほどの大盛ご飯という感じです。嬉しい悲鳴というか、贅沢な悩みというか、・・・・彼等の意気込みの凄さに圧倒されてしまいました。そういう風に解釈すると、あのアルバム・ジャケット()は、レコーディングに疲れ果てたメンバーの雑魚寝に見えてきませんか?(笑)

現在のメンバーです。クリックすると全曲聞けます!音だけでも飽食気味なCDなのに、エンハンスド仕様になっています。一体どんなデザートが用意されているのかと思ったら、ウェブサイトへのリンクだけのようです。問題はそのリンク先なんですが、アーティストやレコード会社の公式サイトへの月並みなリンク以外に、特設サイトへのリンク(Fleetwood Mac Extras)があって、チョットしたデザートが用意されています。インターネットでスムーズにコンテンツを楽しむにはブロードバンド環境が必須ですが、2枚組限定盤ならボーナス・ディスクに大半の映像が収録されています。別表にまとめてみましたので、興味のある方はご覧下さい。

ところで、彼らは5/7のオハイオ州コロンバス公演を皮切りに全米ツアーをスタートしました。何でもサポート・ミュージシャンが7人も同行する大所帯らしいです。秋にはヨーロッパ、来年には日本を含むアジア・オセアニアと踏んでいるのですが、果たして私の予想は当たるのでしょうか?来るなら是非行きたいのですが、そうなると私の場合「タスク・ツアー」以来24年振りってことになります!(驚)

Live at Tokyo International Forum / Daryl Hall & John Oates

at 2003 06/08 00:12

ポピュラー音楽史上最強のデュオDaryl Hall & John Oatesが昨年に引き続き来日してくれました。過去の経験からダリルの声にハリがあるうちに行きたいと思い、今回の来日では3公演目に当る東京初日(5/24)に出かけました。以後のコンサートを楽しみにされていた方々に配慮して、今日まで掲載を控えておりましたが、以下はSunHeroの寸評(?)です(笑)。

彼等のコンサートには何度か足を運んでいますが、その中では今回が最高に楽しめる内容でした。これで座席が良ければ、申し分なかったんですけどね。会場の構造上の問題で、どうしてもステージとの距離を意識せざるを得なかったからです。

土曜日の公演ということもあって、チケットはソールドアウトということだったので、稀に見受けられた空席はダフ屋の売り損ね分だったのだと思います。あるいは、仕事などで開演に間に合わなかった人達の席だったのかもしれません。とにかく、2階最後列までビッシリと人・ひと・ヒトでした。

開演予定時刻を3-4分過ぎた頃、場内にそれまでよりも大きな音量でAverage White Band “Pick Up The Pieces” が流れ始めました。やがて場内が暗くなり、バンドのメンバーに続いて主役2人の登場となりました。まだBGMが終わらないうちに、それを掻き消すような音量で演奏が始まりました。すぐに1曲目は昨年の来日と同じ曲だと判りましたが、すかさず反応する人は観客の1%程度だったでしょうか?イントロのお馴染みのフレーズが出て来てようやく拍手をする人が観客の2〜3割くらい。それに釣られて拍手し始めたのが残りの半分くらい。昨年の方が熱心なファンが多かったように感じました。以降もお馴染みのヒット曲では、お馴染みのイントロの前に「焦らし」があったのですが、そこですかさず反応する人は多くありませんでした。

やはり昨年のCM効果で興味を持った新しめのファンが多かったのでしょうか?それは彼等も意識していたのか、新曲やメチャクチャ古い曲の前では、Daryl Hallが前説を入れていました。John Oatesのソロ作からの曲の前でも、ソロ作のPRをしながら観客を煽っているように見えました。

立ち上がりはイマイチだった観客も、終盤〜アンコールでは昨年以上の盛り上がりを見せました。実は、下記のセットリストと昨年の私のライブ・レポートを見比べて頂ければ一目瞭然ですが、本編終盤の4曲は演奏順まで昨年と同じでした。最後の曲を除けば、アンコールも昨年と順番を変えただけです。前説なしでも盛り上がってくれることを想定した選曲だから変えようが無いと言えばそれまでですが、これほど盛り上がったのは昨年の来日には行かなかった人が多かったということかもしれません。

    ≪Setlist=Songs Performed on May 24≫
 1.Adult Education from Rock'n Soul Part 1 (1983)
 2.Out Of Touch from Big Bam Boom (1984)
 3.Man On A Mission from Do It For Love (2003)
 4.Say It Isn't So from Rock'n Soul Part 1 (1983)
 5.Do It For Love from Do It For Love (2003)
 6.Family Man from H2O (1982)
 7.Getaway Car from Do It For Love (2003)
 8.Starting All Over Again from Change Of Season (1990)
 9.She's Gone from Abandoned Luncheonette (1973)
10.Color Of Love from Phunk Shui (2002)
11.Forever For You from Do It For Love (2003)
12.One On One from H2O (1982)
13.Someday We'll Know from Do It For Love (2003)
14.Wait For Me from X-Static (1979)
15.Sara Smile from Daryl Hall & John Oates (1975)
16.I Can't Go For That (No Can Do) from Private Eyes (1981)
17.Maneater from H2O (1982)
    [encore 1]
18.Rich Girl from Bigger Than Both Of Us (1976)
19.Kiss On My List from Voices (1980)
20.Private Eyes from Private Eyes (1980)
    [encore 2]
21.You Make My Dreams from Voices (1980)
22.What's Going OnCover of Marvin Gaye's No.1 Hit (1971)

昨年も観に行っているからこそ思うことですが、昨年のセットリストを一部差し替えて、ニュー・アルバムからの曲を追加しただけなんですよね。でも、芸の無いセットリストだと思っていたら、最後にゲイがありました!(爆) それにニュー・アルバムから私のお気に入りばかり演奏してくれたのも嬉しかったです。先が読めたおかげで、お馴染みの曲も、しっかり予習した新曲も、いっぱい歌ってしまいました。私の周りの席の皆様には、さぞやご迷惑であったこととお察しいたしますが、今更ココでお詫びを申し上げても意味ないですよね。(^^ゞ

さて、オーソドックスなセットリストの中にも、いくつかの新鮮な驚きがありましたが、そのひとつがJohn Oatesにスポットライトが当たる場面です。これまで彼がコンサートで主役になる場面といえば、大抵“How Does It Feel To Be Back” “Possession Obsession” だったので、昨年の初ソロ・アルバムから1曲披露してくれたのは、予想していたけれども新鮮でした。あのアルバム、無視してしまったのですが、結構私好みのサウンドかもしれません。しかも、今回は日本でのニュー・シングルでもDaryl Hallとリード・ボーカルを分け合う形だったので、これまで以上に存在感をアピールしていたように思いました。

ついでに書いてしまいますが、この曲=“Someday We'll Know” 、個人的にはCDと同様に3人で歌って欲しかったです(もう一人が誰のことかお分かりにならない方は、先月の「営業日誌」の彼等のニュー・アルバムのレビューをご覧下さい)。でも、彼等2人だけで歌っても、全然違和感が無かったのは、どういうことなんでしょうねぇ?CDで本当に3人でリード・ボーカルを分け合っているのか、何だか無意味な疑念が沸いて来て仕方ありませんでした(苦笑)。

というわけで、2時間以上タップリ楽しませてもらいました。終演後時計を見れば、まだ夜の7時半前。コンサートの興奮を鎮めてくれる涼風に吹かれながら久しぶりの都心を満喫しようと、ちょっと銀ブラして(女装したわけじゃありませんよ、念のため!)から帰りましたとさ。めでたし、めでたし!(^<^)

A Letter from STEELY DAN

at 2003 06/10 22:46

本日3年振りのアルバムが店頭に並んだSteely Danからe-mailが届きました。新作は下記の通り3種類の形態が発売になるそうです。音にうるさい彼等らしくDVD-audioでも出すところがスゴイですね。


++++++++++++++++++++++++++++++++
EMG Release Versions Guide
++++++++++++++++++++++++++++++++

Everything Must Go
will be released in three versions
simultaneously next week:
- CD (6/11)
- CD + DVD-video Special Edition (6/25)
- DVD-Audio (with DTS Dolby and Advanced
Stereo Mixes plus bonus video material) (7/24)

To help you navigate through your options we've
put together a release versions guide with more
detailed information about them all -- plus news on
a European vinyl issue (!) -- at
http://steelydan.com/emgversions.html
++++++++++++++++++++++++++++++++


( )内は日本での発売日。アメリカでは3種類とも6/10 in storeです。つまり、日本でも同様に3種類の仕様で出るそうです。詳しくは、日本の発売元の下記サイトでご確認下さい。
http://www.warnermusic.co.jp/steelydan/index.html

なお、米Reprise Recordsのサイトでは、DVDに収録されるインタビュー(一風変わった設定で行われるのですが、どうやらアチラでは有名なTV番組をパロッたという話です)が見れたり、アルバムが全曲フル・バージョンで聞けるようになっています。いち早く見たい、聞きたいという方は、下記のサイトでどうぞ!
http://www.repriserecords.com/steelydan/player/
(ポップアップのプレーヤー・ウィンドウが開いたら、最初に現れるウィンドウの方を閉じても、コンテンツを楽しむことが出来ます)

眠レナイ夜ハ眠ラナイ夢ヲ

at 2003 06/11 22:42

CDショップで最近良く耳にする曲の中で、一際興味を引かれたのがこの曲です。女優として今が正に旬の柴咲コウが、「RUI」名義で出した「月のしずく」に続いてリリースした新曲だったんですね。出だしの歌い方やメロディラインがどことなく原田知世っぽかったことが、私の感性を強く刺激したのかもしれません。

6/18まで下記URLで、この曲のビデオクリップが見れます。エンディングの展開に思わず、年甲斐も無く胸キュンな気持ちになりました。まだ心は若いってことでしょうか?(爆)

http://www.universal-music.co.jp/shibasaki/sp_001.html

たまには、こんな切り口で音楽を取り上げるのも、面白いでしょ?

Atlantis Princess / BoA
注釈:超エコヒイキなアルバム・レビュー

at 2003 06/26 10:28

BoAの母国でのオフィシャル・サイトへ〜誰か韓国語、訳して〜!東京地方は梅雨入りとともに蒸し暑くなりましたが、皆様のお住まいの地域ではいかがでしょうか?私の目下の避暑対策(?)はBoAのニュー・アルバムです。日本におけるセカンド・アルバムが冬のリリースだったせいか、この季節に聞くにはチョット暑苦しい感じがするのに対して、韓国におけるサード・アルバムはこれからの季節にウッテツケなPOP&LIGHT な仕上がりです。

実は、6/3にリリース情報をアップした際に、CDが届くのが待ち遠しくて仕方ないという主旨のことを書いたら、翌日あっさり届きました。前夜に某ファンサイトで全曲試聴&ダウンロードが出来ることが分って、必死にダウンロードしたばかりだったので、「ブツ」が届いた喜びよりも猛烈な脱力感(睡魔とも言う・・・笑)に襲われてしまいました。結局、待ち焦がれていたCDを開封したのは、6/8の夜のことでした。6/5には近所の新★堂の「BoA」コーナーにも陳列されていたので、何気に入ったCDショップで実物を見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

昨年の日本ファーストと韓国セカンドのリリース間隔がわずか一月半しかなかったことに比べれば、日本セカンドと韓国サードのリリース間隔が4ヶ月もあったので、その分ゆとりを持って歌入れに臨めたのではないかと思います。でも、本作の製作の一方で、3月下旬から4月上旬にかけて敢行された(日韓両国を通じて)初のコンサート・ツアーやそのリハーサルもあったでしょうし、日本ではCMとタイアップしたシングルも出しましたから、実際には昨年と同等か、それ以上の忙しさだったかもしれません。日本デビュー当初体調を崩してTV出演等のプロモーションをいくつかキャンセルしたことがありましたが、16歳になったBoAは愛らしさの中にも逞しさを垣間見せるようになりました。

Atlantis_Princessのビデオクリップはこちらで!えっ!ジャケット写真だけでは、そう感じませんか?ウ〜ン、困りましたねぇ。では、右の画像をクリックしてみて下さい。アルバム・タイトル曲のビデオ・クリップの視聴サイトが別窓で開くはずです。出来れば「View 300k M/V」の方でご覧いただきたいんですが、公開されたばかりでアクセスが多いのか、時々バファリングが追いつかずに中断してしまうこともあるかと思います。予めご承知おき下さい。

このビデオ・クリップのアトランティス大陸をイメージしたシーンでは、子供がいっぱい出てくるせいもあって、BoAが大人びて見えませんか?どうやらその辺に本作のテーマが潜んでいるようです。韓国の日本向け通販サイトの情報によると、「幼い頃の夢や希望を伝説の大陸アトランティスに準えたおとぎ話風の歌詞」⇒「幼少期への郷愁」みたいなことがテーマになっているようなんです。まだ16歳なのに!

サウンド的にもJ-POPという言葉が生まれる以前=80年代後半の日本の音楽シーンを髣髴とさせる音作りになっています。つまり、1986年生れのBoAが幼少期に聞き馴染んだかもしれない音楽をベースにした編曲が施されているというわけです。それが時折、主に西脇辰弥が手掛けていた初期の谷村有美作品みたいなアレンジだったりするもんだから、私、見事にハマってしまいました。その典型的な例が4曲目や9曲目です。

おっと、谷村有美ではマイナーな例示ですね。では、昨年Lee Ritenourのプロデュースでミニアルバムを発表した杏里なら、どうでしょうか?ダンサブルなナンバーから切なく歌い上げるバラードまで、アルバムの構成などは80年代後半の杏里のアルバムに通じるものを感じました。例えば、1曲目の“Time To Begin” は、杏里で言えば1987年のSummer Farewellsにおける“Dance With Nostalgia” 。おや、上手い具合に「郷愁」という共通点が見つかりましたねぇ(笑)。

音作りだけでなく、BoAの歌唱力自体にも一層磨きが掛かっています。それが顕著に分るのがバラードです。日本製作のアルバム「VALENTI」には“Jewel Song” という珠玉のバラードが収録されていましたが、本作には“Tree” というそれを凌ぐスケール感のあるバラードが収録されています。オーケストレーションの見事さも霞んでしまうほど、BoAの歌唱力が遺憾なく発揮された佳曲だと思います。

他の特徴としては、BoAが今や韓国を代表する歌手として母国で認知されていることを象徴する曲が、ボーナス・トラックとして収録されていることが挙げられます。演奏は全く同一で韓国語と英語の2バージョンが連続して収められている“The Lights Of Seoul” という曲です。題名から容易に推測できる通り、韓国の首都ソウルの公式市歌なんだそうです。でも、まだ16歳なんですよねぇ〜。末恐ろしいかも?

最後に、このCDにガッカリした唯一の点として、エンハンスド仕様ではないことに触れておきます。これまでの韓国盤はPCで再生する場合に専用プレーヤーが起動して、歌詞を表示させながら楽曲を聞いたり、ビデオ・クリップやPCの壁紙、Photo Galleryなどが収録されていましたが、今回は普通の音楽CDでした。やはり、日韓を股に掛ける活動の都合上、そこまでできなかったというのが実情なのではないでしょうか?でも、CCCDじゃないから、日本製作盤より遥かにマシですけどね ^m^

トレンドを外れた洋楽ファン!?

at 2003 06/30 23:58

チョット油断していたら、日本の音楽チャート誌で新記録が生まれたようですね。しかも、2週連続で!というわけで、久々にチャート・ネタを。まずは新記録の部分だけを無断で抜粋しました(笑)。

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6/16付 ORICON Weekly Album Ranking
No.1 8マイル〜サウンドトラック(通常版)
No.2 ヘイル・トゥ・ザ・シーフ/レディオヘッド
No.3 t.A.T.u.〜デラックス・エディション/t.A.T.u.
No.4 t.A.T.u.(通常版)/t.A.T.u.
No.5 セイント・アンガー(CD+DVD版)/メタリカ New Entry

6/23付 ORICON Weekly Album Ranking
No.1 セイント・アンガー(CD+DVD版)/メタリカ
No.2 8マイル〜サウンドトラック(通常版)
No.3 伝説のライヴ/レッド・ツェッペリン New Entry
No.4 t.A.T.u.〜デラックス・エディション/t.A.T.u.
No.5 t.A.T.u.(通常版)/t.A.T.u.

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まるで1964年にビートルズがアメリカのシングル・チャートの1〜5位を独占した時のような様相を呈していますが、これは日本のアルバム・チャートでの出来事です。洋楽勢が上位5位を独占して、日本で再び洋楽がブームになっていることを端的に表しています。

アメリカよりも先にランクインしたレディオヘッドは、米Billboard誌では6/28付で二番人気の3位初登場を果たし、21世紀に入って最初のリリースとなったメタリカは、同誌6/21付で初登場1位、全盛期のライブ音源を集めたレッド・ツェッペリンは、同誌6/14付けで初登場1位といった具合で、アメリカのアルバム・チャートと主要な部分ではシンクロしています。トップ10圏外でも、オリコン29位のスティーリー・ダンが、アメリカでは6番人気の9位初登場という好スタートを切っています。

洋楽がブームであるのは、6/23付オリコンのWeekly Album Rankingの上位20位中13枚が洋楽ものという結果が証明していると言えます。しかし、これだけで日本の音楽ファンが割りとアメリカの音楽シーンに機敏に反応していると判断するのは軽率だと思います。ハッキリ言って『後向きな洋楽ファンが多過ぎ』ます!

例えば、今頃売れてるエミネム主演映画のサントラ。日本でも映画がようやく公開され、そのタイミングで来日公演が実現して、レコード会社が便乗してプッシュした結果が見事セールスに結びついただけです。その裏付けとして、同ランキングの13位にはその「スペシャル・エディション」、20位には「ザ・エミネム・ショウ」というかこの作品がランクインしています。

でもね、今年に入ってアメリカで売れ捲くっている50セントは、日本では余り売れてませんね。あちらでは3/8付から9週連続で“In Da Club”が、5/31付から4週連続で“21 Questions”が、シングル・チャートで1位だったんですよ。えっ!50セントなんて知らない?彼はエミネムに見出されたラッパーで、先日の来日公演にも同行したので、こっちがお目当てだったという洋楽ヒップホップ・ファンも多かったようです。

エミネムの事例よりももっと端的に「後向き」な傾向を象徴しているのは、相変わらず連発される洋楽のコンピレーション・アルバムです。10位には「ドライヴィン」、12位には「FINE」、15位には「CHEER UP!!」といった具合です。収録曲の大半が80年代以前の曲というコンピばかりが売れるのは、当時はレンタルで済ませていた80年代洋楽ファンや、昔アナログ盤を持っていた70年代洋楽ファンにとっては、コンビニなCDだからなのでしょう。

でも、この手のコンピが売れるのも今年が限界ではないでしょうか?昨年までは12位のようなTV媒体を介して人気が復興した曲を集めたものが主流でしたが、今年に入ってからは聞く側のシチュエーションに合わせた選曲が台頭してきています。単なる洋楽懐メロ集ではネタが尽きかけている証拠ではないでしょうか?

他方、日本人の洋楽好きの底の浅さを露呈しているのが、9位上昇中のEW&Fの新装ベスト盤ではないでしょうか?“Let’s Groove”のPVを収録したDVD付で1,995円(税込)というお得感だけで、この週だけで15000枚弱のセールスを記録してるんですよ。平装版が出たのは何年前でしたっけ?「ゲッタウェイ」を起用したCM効果は、まるで昨年の「プライベート・アイズ」の二番煎じじゃないですか。

冒頭の洋楽勢上位独占にしても、アメリカのチャートとシンクロしているのはいわゆるベテラン勢で、新人で大健闘しているt.A.T.u.は欧米では一過性の人気で終わりかけていませんか?この新人の音楽にしても、多分に80年代ぽいテクノ・サウンドという印象があって、やはり「後向きな傾向」の一端でしかないように思えます。

ちなみに、これら全てを持っていない私は、もはやトレンドからも外れた洋楽ファンということになりませんか?(*_*;

**** 6/30追記 ****
老婆心とたまたま寄った店で安かったので、『滅多李家』だけ買いました。回収騒ぎになったはずの輸入盤です。

あっ!それからオリコンのアルバム・ランキングの上位5位を洋楽が独占したのは、31年振りの記録だそうです。・・・・って、31年前はどういう顔ぶれだったんでしょうか?


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